出かける支度をしようとしていたらケータイが鳴りました。
「いまどこですか?」と管理人から電話。
家にいるけどこれから出かけるところ。何かありました?
玄関の自動ドアが動かなくなったようです。
業者に点検してもらったところ、部品交換かユニットごと交換が必要とのこと。
玄関へ降りて行って、管理人を交えて業者から話を聞きました。
このところ調子が悪いとは聞いていましたが、ついにモーターがいかれてしまったとか。
自動ドアにしてから18年・・・まあ、寿命なんでしょう。
明日午後にユニット交換、見積書を送ってもらうことを決めました。
両開きのガラスドアを手動で開け閉めするのは、ほとんどの人には不可能。
直るまでは開けっぱなしにするしかありません。
故障中の張り紙をしておいてください、と管理人に頼んで、ひとまず落着。
築32年経った105世帯の集合住宅です。
居住者も高齢化してきて、これまでにも階段に手すりを付けたり、スロープを作ったり・・・。
まだ、共用廊下に段差が残っているので、いずれこれらのバリアーフリー化も必要でしょう。
ペットの鳴き声がうるさい、夜中に大きな音をたてる、ベランダからタバコの吸い殻を投げる・・・。
これらは管理人が注意してくれたりしていますが、それではラチがあかないことも。
時には、戸別訪問して注意したりすることも、以前にはやったこともあります。
ベランダは共有部分ということを知らない居住者も多くいます。
そこに、勝手にサンルームをこしらえた住人もいて、撤去してもらうのに苦労したことも。
とにかく人が集まるところには、思いがけないこともたくさんある・・・というのが前回の実感。
建造物が劣化、老朽化してくるのは、どうしようもありません。
中の住人もまた高齢化してくるのはやむを得ませんが、人間としての劣化はご免こうむりたい。
そんなことを思った新任理事長の初日でした。