第5世代コンピュータ開発。
80年代から90年代始めにかけて行われた国家プロジェクトです。
目的は、人間のように考えるコンピュータ・・・すなわちAI(人工知能)の開発。
でも、巨額の税金を注ぎ込んで、結果はネズミ一匹。
考えるどころか、ワープロの漢字変換機能が多少向上した程度でした。
今のAI技術が生み出されたのはもっとあと・・・たかだか10年位前のことです。
その核になった一つがディープラーニング(深層学習)。
これで、コンピュータが自ら学習してパターン認識できるようになりました。
といったAIのことはさておき、今朝は「学習」の話。
「学習とは想起である」と言ったのはプラトン。
魂が生前に体験し、感じ取ったことを想い起す。
それが学ぶことの本質だと言うのです。
つまり、人は白紙の魂で生まれてくるわけではない。
生まれながらにしてすでに自分の中にあるものに段々と気づいていく。
それが学ぶことなのだ・・・と。
2千年経ったのちに、ユングが「集合無意識」を提唱?
人は生まれたときから根源的で普遍的な無意識を持っている、という説。
そのうちコンピュータも魂とか意識とかを獲得したりして・・・。