ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

自分で自分の首を絞める社会・・・・

2013-12-19 | 日記


雪にはなりませんでしたが、気温の低い日が続いてます。
寒さに耐えきれず、ついに納戸から温風ヒータを引っ張り出しました。
暖かい風に、何も我慢するんじゃなかった・・・・。

さて、今年は景気が少し上向いて、ボーナスにホクホク顔の向きもあるとか。
とはいえ、なかなか雇用拡大には結びつかないようです。
むしろ派遣の緩和、正規社員減らしといった企業寄りの政策が目につきます。

景気さえ回復すればすべてが解決。
相変わらずノー天気なことを考えている人たちが多いようですね。
この先、雇用を拡大する方法は、技術革新を止めることくらいしかありません。

わたしがコンピュータの仕事を始めた頃。
企業がそれを導入する目的は、決まって「合理化」でした。
仕事の効率化、と言えば聞こえはいいのですが、要するに人減らしです。

それでも高度成長期は第3次産業が伸びて雇用を吸収することができました。
でも、成長の結果、人件費は高騰、企業は人減らしせざるを得ない。
あるいは人件費の低い開発途上国に出て行く、そのどちらかしかなくなりました。

一方で技術の進歩はとどまるところがありません。
人がやっていたことを、どんどん機械ができるようになっているのです。
コンピュータは、実は人間を駆逐する機械でもあるのです。

雇用拡大のために公共事業を増やす、のは時代遅れの政策です。
仕事を人手に頼らざるを得なかった昔と違い、同じだけの仕事を少人数でやれます。
やるのなら手作業しかない分野の公共事業を増やすしかありません。

極端にいうと、技術革新は、人間は少数で良い、という要素も含むのです。
産業社会では人口=労働力ですが、情報社会ではそうではありません。
そこを考えずに旧態依然のままのことを続けていてもラチがあかない気がします。

少子高齢化社会というと、すごく大きな問題のように受け取られます。
でも、技術革新と両立できる社会という捉え方だってできるわけです。
そのあたりを本気で考えることが、ほんとうの「強い国」づくりにつながります。

そうでないと、何をやっても自分で自分の首を締めるだけになりかねません。
じゃ、何かいい方策があるのか?
そんなものがあるくらいなら、ここでこんなことを書いてはいません・・・・。

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