ラジオのスイッチを入れたら、センバツの中継をやっていました。
準決勝の第2試合です。
特段興味があるわけではないのですが、何とはなしにそのまま最後まで聞いてしまいました。
聞きながら、野球少年だった昔をあれこれと・・・。
小中学生の頃は、野球に明け暮れる日々でした。
高校にいってからも野球部に入部しましたが、半年ほどでやめました。
やめたきっかけは初恋。
わたしを選ぶか野球を選ぶか、どっちかにしてちょうだい。
彼女にそう言われて、三日三晩、悩み抜きました。
ということではなく、単なる失恋の結果、無邪気にボールなど追いかけていられなくなったのです。
そのまま野球を続けていたらどうなったでしょう。
周囲から天才少年と呼ばれたわたし、球史に残る名選手になったかも・・・というのはあり得ません。
やめた理由は、失恋のほかにもう一つ、全体主義野球についていけなくなったこと。
中学時代までは、どちらかというと楽しんでやる野球。
それが一変して勝つための野球、チーム一丸を強制される野球へ。
もともと強制されることが嫌いな性格でした。
それに精神主義もキライ。実力とは無縁の上意下達の関係もイヤ。
てなわけで、硬いボールに別れを告げたというわけです。
もともと硬いものには縁がないのかもしれません。
それまでは軟式野球でしたからね。
性格的にも硬派より軟派が勝っている・・・といっても、かなりいい加減な自己診断ですけれど。