先日の講座が終ったあとのこと、女性講師がこう言っていました。
クラウドという言葉を使えずに苦労した。
苦し紛れにレンタル倉庫という言い方をしたが、クラウドでよいのではないか?
たしかにパソコン講座ではIT用語の使い方に苦労します。
クラウドにしても、それこそ雲をつかむような話で、とらえどころがありません。
そこで具体的なイメージが湧くもので喩えるという話になります。
だから、自分のパソコンではなく、どこかのレンタル倉庫にデータを保管しておく。
そういう言い方が、わかりやすいことはたしかです。
が、反面、それがクラウドのすべてではないところが難しいところでもあります。
たしかに、レンタル倉庫もクラウドサービスの一種ではあります。
ただ、一般には、オンラインストレージサービスと云われるものの範疇になります。
クラウドとなるともっと範囲が広く、SaaSとかPaaSとかの言葉抜きでは語れません。
でも、そうなると話はますますややこしくなって、聞いている人は???。
これはIT用語に限らず、そのほかの外来語についても同じなのでしょう。
適切な喩えを使わないと、変に間違ったイメージを持たれてしまう懸念があります。
カタカナ語の氾濫は知的怠慢、といつかのブログに書きました。
だからといって、適切でない日本語に置き換えられてしまってはかえって混乱を招きます。
いっそのこと割り切って、カタカナ語のまま、その原義を学んだほうがいいのかも・・・・。
中国語では、コンピュータのことを電脳と云うようです。
イメージとしてはわかりやすいと思いますが、正確かというと正確ではありません。
脳はあくまでも人間の側にあるもので、コンピュータはむしろ手足ですから。
電子計算機とも云うようですが、これは日本も同じ。どちらが先かわかりませんが。
インターネットは因特網・・・・音訳とちゃんぽんになっています。
パソコンは個人電脳・・・・ふ~ん、なるほど。
クラウドサービスは克拉伍服務・・・・これもちゃんぽん訳、苦労しているのですね、どこも。
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