文章を書いていて時々、はてな、と思うことがあります。
たとえば、寸暇を惜しんで働く、なんて言い方。
あれっ、寸暇を惜しまずに働く、だったかな。
近頃は後者を使う人が多くて、前者の倍ほどいるそうです。
寸暇というのは、少しのヒマ、それすら惜しんで何かに取り組むこと。
寸暇を惜しまなかったら、ヒマなわけですから、働くことと矛盾します。
だから、前者が正しいのですが、なぜか誤用も多いらしいのです。
使う人が多いので、そのうち辞書にも載るかもしれません。
でも、多数決の世界じゃないのだから、誤用は誤用としておかないとね。
ただでさえややこしい日本語がますますわかりにくくなります。
寸暇を割く、という言葉もあります。
これなど、寸暇を割かずに働く、と言ったらヘンだなと気づきやすいかも。
また、似たような言葉で手間暇をかける、かけない、という言い方があります。
手間暇をかけずに働く・・・・これなどはどうなんでしょう?
暇だけだと、暇にあかして、という使い方があります。
また、暇にまかせて、という言い方もします。
どちらが正しいのか、どちらでもいいのか・・・・よくわかりません。
暇は英語に直訳するとレジャーleisureです。
要するにわたしは暇人? I am a man of leisure?
写真は名古屋名物ひつまぶし。
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