昨日、電車に乗って出かけたときのことです。
向かいの席に座った20代~30代の女性、7人とも全員スマホと睨めっこしていました。
それだけでなくわたしの両脇に座った女性もご同様でした。
寸暇を惜しんで、みなさん、何をそんなに見ているのでしょう。
横目で左隣の女性のスマホを見たら、画面の丸っこいものを指で払いのけていました。
右手は何をする人ぞ・・・・こちらもご同様にゲーム様のものに夢中でした。
ここは瑞穂の国、ではなくて、どうやら須磨穂の国?
車内が込んできて、目の前に経った若い女性もさっそくバッグからスマホを取出して操作。
須磨穂ならでは夜の明けぬ国、になってしまいました。
帰途、駅の書店で新書版を1冊購入。腰巻の惹句、「気をつけよう、バカな言葉と暗い道」。
パソコンを使っての誤記にも言及がされていたので、例を2つ3つ。
「周知する」の「周知」を「衆知」と間違うケースもその一つ。
周知は広く知られることで、衆知は多くの人の知恵・・・・使う用途がまるで違います。
これなどは単語で変換すると間違いやすい・・・・くれぐれも「羞恥」に変換しないように。
「適確」は本来「的確」であるべき。的を外さない、ということだから。
ただ、パソコンでは「適確」「適格」も出ます。でも、「適確」の意味で「適格」となるとヘン。
また、「応対」を「応待」と書くケース。これはたぶん手書きの場合でしょう。
MS-IMEで変換しても「応待」は出てきません。
パソコンを立ち上げる、わたしもよく使いますが、日本語的には間違いだといいます。
「立つ」の主語はパソコン、「上げる」の主語は人間で、主語がズレている・・・・。
なるほど、パソコンを起動する、と言うほうが正しいのかも。
ちなみにこの本のタイトルは「頭の悪い日本語」。
意味を取り違えないでくださいね。的確に書くと、「頭の悪い人が使う日本語」です。