ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

秋を感じながら

2017-09-12 | 日記

この頃になると思い浮かぶ詩の一節。

「あはれ 秋風よ、こころあらば伝えてよ

男ありて 夕餉に ひとり さんまを食らひて 思いにふける と。」

 

実際にはひとりでなくカミさんとふたり。

食らひたるはさんまではなく、アマダイの刺し身。

甘鯛または尼鯛と書く・・・海は広く、出家したサカナも泳いでいるようだ。

 

窓から一陣の風。

秋の風の冷たさだな、と思う間もなく激しく通り雨が過ぎていきました。

「秋の日のビィオロンのためいきの 身にしみてひたぶるにうら悲し・・・・」

 

昼間、曳舟川親水公園の中の道を通りました。

越してきた当初は公園はなく、ほんものの川の両側に桜並木。

それが残っていれば、もっと風情のある街並みになっていたでしょうに。

 

郷里の街も堀と柳の多いところでした。

街中を幾すじもの掘割が走り、その両側はどこも柳の並木。

高度成長でみんな埋め立てられ、地下街や駐車場に。

 

便利な生活のために古い街並みや自然をこわしてゆく。

結果として、大都市、地方都市、どこへいっても似たような町の貌。

今になって、日本橋に空を・・・まあ、やらないよりはいいか。

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