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【110115】シカ肉の燻製、特産品に 獣害対策で「獣肉処理施設」建設へ

2011年02月02日 | 獣害-利用

~ 転載 ~

■来年度事業に計画
 シカやイノシシなどによる農作物の被害が大きい美作市は、狩猟したシカの肉を燻製(くんせい)などに加工し、市の特産品として売り出す計画を進めている。「獣肉処理施設」の建設に向け、3月に開かれる定例市議会に提案、可決されれば来年度の事業としてスタートさせる。

 市によると、出没が多かった市内の昨年の捕獲数は11月現在でシカ1063頭、イノシシ1402頭に上り、県内の捕獲数では美作市がイノシシ約20%、シカ約70%を占める。それだけに同市の被害も大きく、地元にとっては獣害の悩みは深刻。

 そこで、市は「大量の捕獲数を活用したい」と、シカ肉燻製などの加工品を地元の特産品として売り出すことを企画した。試作品のシカ肉の燻製は柔らかく、おやつやビールにも合い、味は上々だった。

 計画では、狩猟後のシカ肉を処理する「獣肉処理施設」を新たに建設し、精肉、冷凍保存までの作業を衛生的に効率よく行う。建設場所や広さ、事業費などは未定だが、国の補助金を活用する考え。

 また、管理運営は地元の猟友会と市が中心となり、従業員も地元採用とする方針で、17日には市内で猟友会に施設建設について説明し、理解と協力を求める。

 安東美孝市長は「一昨年の豪雨災害、昨年のクマ出没と、今までマイナス要素が大きかったが、特産品を作り出すことは活性化につながる」と期待している。


産経ニュース


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