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【110209】白老・南川産業が町内で捕獲したシカの缶詰売り出す

2011年03月01日 | 獣害-利用

~ 転載 ~

 白老町日の出町の南川産業(南川俊英社長)は、町内で捕獲したエゾシカ肉を加工し缶詰にして商品化、販売を開始した。開催中のさっぽろ雪まつりに合わせてススキノのラーメン店「喜龍」で販売している。生息数が増加しているエゾシカの有効利用として注目を集めそうだ。

 猟友会苫小牧支部白老部会のメンバーでもある南川社長(42)は、10年以上の狩猟歴を持つ。年間約100頭のエゾシカを駆除、あるいは狩猟として捕獲している。一昨年、食肉加工の許可を得て、同社敷地内で自身が捕獲したエゾシカを解体処理し、冷凍の「ブロック肉」を製造している。

 「シカ肉の有効利用を」と一部を道内遠軽町の食品加工会社に送り、「えぞしか大和煮」「えぞしかみそ煮」の2種類の缶詰を製造、南川産業が販売している。

 「みそ煮」には、ニンジン、タマネギ、ゴボウ、ショウガなどが入り、みそ、しょうゆ、砂糖、塩、こしょうなどで味付けしている。一缶(160グラム)500円。

 エゾシカの食肉加工場は駆除される頭数に比して「まだまだ少ない」といい、近郊では室蘭、登別に各1カ所だけ。同時に、道内のエゾシカ個体数の増加とともに、農林業被害が深刻化しており、個体数を減少させることが緊急の課題になっている。

 エゾシカ肉は食味や栄養価などの面で評価されており、公的機関が試食会を開くなど、有効活用を模索している。南川さんは「町内でも販売したい」と関係機関などと販路拡大を模索している。問い合わせは南川産業、電話0144・82局4381番。


室蘭民報ニュース


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