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【100906】一石二鳥の害獣グルメ、鹿肉が人気メニューに

2010年09月27日 | 獣害-利用
従来の鹿肉に対する偏見がようやく見直されてきたという感じがします。

とはいえ、ほとんど市場に出まわっていない、そして認知されていない状況を考えると、まだスタートラインにも立っていないことには変わりありません。

多くの地域で取組まれている鹿肉の利用ですが、よく言われているように、どこかで評価を下げてしまうと一気に鹿肉離れが起きてしまう危険性があります。

これから評価が定まっていく段階である以上、話題性だけではなく、徹底した食肉管理、そして美味しい肉の提供は必須です。


~ 転載 ~

 全国で生息数が増え、農作物などの被害を拡大させているシカ。自治体が駆除している肉を有効活用しようと、大手カレーチェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」の滋賀県内店舗がシカ肉入りのカレーを売り出した。京都府立大と京都府立医大の生協も、近く駆除したシカ肉のカレーを学食に取り入れる予定といい、シカ肉を活用したレシピが広がっている。

■日に100食…大学生協でも

 農林水産省の統計によると、シカによる農作物被害は金額にして平成19年度は約47億円、20年度は約58億円。20年度は、前年度まで最も被害額が多かったイノシシ(約53億円)を抜きトップとなった。近年は冬季の平均気温が上がり、冬に死ぬシカが減り、個体数が増えていることが原因の一つとみられている。

 各地の自治体は駆除に乗り出しているが、シカ肉はイノシシのボタン鍋などと違って定番メニューがないため、肉が市場に出回ることがほとんどなかった。

 だが、シカ肉は臭みがあるものの、牛肉に比べ高タンパクで低カロリーと栄養価は高い。そこで、全国チェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」の滋賀県内11店舗を展開する「アドバンス」(同県長浜市)が地元で駆除したシカ肉を使い、調味料の配合などを工夫、臭みを消して「近江日野産鹿カレー」(880円)を開発した。

 名神高速多賀サービスエリア下り線店(同県多賀町)など県内3店舗で販売すると、目標の1日30食をはるかに上回り、100食以上売れる日もあるほどの人気。8月末までの販売予定だったが、急遽(きゅうきょ)11月末まで延長した。「アドバンス」の岡島洋介社長(47)は「反響の大きさにびっくり」という。

 一方、京都府立医大と府立大の生活協同組合では、同府京丹後市の猟友会が捕獲したシカの肉を使ったカレーを開発、500~600円程度で10月上旬ごろから両大学の学生食堂で販売する予定だ。


産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100906/biz1009061121006-n1.htm


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