獣害を裏返せ!

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【100713】学食にシカ、イノシシ肉を 府立大・医大生協 

2010年07月16日 | 獣害-利用
最近、一般店舗でのジビエ提供から、少しずつですが給食や今回の食堂での提供という動きが出てきているみたいです。

小中学校での取り組みももちろんですが、特に大学は人材も含め地域振興の役割も担っている訳ですし、地域の農産物利用に留まらず、シカ・イノシシ肉の積極的利用に取組んで欲しいと思います。

この記事の学生の感想にもあるように、肉の消費以上に、まずは偏見をなくし、食べる機会を増やすことが大切なのだと感じます。

行政や関係機関の獣害対策担当者の皆さんも、積極的に大学に営業してはいかがでしょうか?

今後の全国展開に期待ですね。

~ 転載 ~

 駆除されたシカやイノシシを有効活用するため、京都府立大・府立医大生協と京丹後市が協力して、学生食堂で提供するメニュー作りを進めている。シカやイノシシは西洋ではジビエ(狩猟肉)と言われ、高級食材の一つ。農作物を荒らす「厄介者」を地域振興に役立てようとする取り組みで、担当者は「おいしく食べて、農作物や森林保護について考えてほしい」と話している。

 京丹後市はイノシシやシカによる農作物被害が年間約七千万円にのぼり、年間2千頭以上を駆除している。対策の一環として今年5月、駆除動物の生肉処理施設を造り、シカとイノシシ肉の安定供給と販路開拓を目指している。府立医大生協は、米の仕入れで京丹後市と交流があり、被害を知って協力を申し出たという。

 6月末には府立医大の学食で試食会が開かれ、学生や職員約30人が、シカ肉のグリーンカレーやオムレツ、イノシシ肉のカレー炒(いた)めなどを味わった。看護学科3年の内山はる菜さん(21)は「被害がこんなに深刻なんて知らなかった。臭みもなくヘルシーでおいしく、食べることで貢献していきたい」と話す。

 生協では、試食会を通じて学生の反応を確かめ、秋ごろに新メニューとして出す予定。期間限定ではなく、通年の提供を目指すという。


京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100713000020


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