9月27日に(無事)近日点を通過した紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)は、既にマスコミなどで「撮れたよ、見れたよ」と記事が掲載されていますが、今朝我が家でも自宅2階から捉えました。 薄明が過ぎた日の出直前の低空ですが、何とか晴れてくれたお陰です。100mmレンズとカメラを三脚を固定してファインダを見た瞬間 「あ、いる!」 久しぶりの大物彗星に出会う感覚を思い出しました
DATA 2024/10/01 4h50m Canon MACRO100mmF2.8(3.2) SONY α7SⅡ 1/4sec ISO6400 固定撮影(トリミング)
もうすぐ夜明けにも関わらず、くっきりとした尾とコマ(彗星中心)が見えています。近日点通過から4日目でまだ太陽との離隔が小さく、日の出までのまさに時間との勝負、1分ごとに空が明るくなりそれにつれて彗星も見えなくなっていきます・・ ノイズ処理もしていないため少々画像が荒いですが、かえって臨場感があり、昔ISO3200の高感度カラーフィルムで撮ったころを思い出しました。山の手前にあるおかしな影は、我が家の桜の枝です。邪魔ですがしかたありません^^
DATA 2024/10/01 4h59m KOWA PROMINAR350mm F4(4) SONY α7sⅡ 1/8sec SIO3200 固定(トリミング)
100mmに続いて急いで350mmレンズに交換。 尾の長さは、山の大きさとの比較による見当ですが、この明るさの中で見えている部分だけでも2度くらい、全体では10度以上に伸びているかもしれません。 10月13日の近地点通過付近以後は西側に見えるはずですが、1996年の百武彗星や1997年のヘールボップ彗星のような長大な尾を引いてくれるでしょうか。 しばらく前には、この彗星は核が分裂して消えてしまうのではとの予測もありましたが、しっかりと元気どころか大彗星の風格たっぷりです
スマホでも撮ってみましたが、残念ながら写っていませんでした。もう少し早い時間帯であれば捉えていたかもしれません
下の絵は、ビクセンの彗星専用アプリ(Comet book)による本日の彗星位置画面コピーです。このアプリ、彗星の位置が星図上と軌道上で直感的にとてもよく分かる優れたものです。観測日や時間も簡単に変更することができます。