星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

庭先のオリオン座 / 小さな巨人の OLYMPUS E-PL6 + 14-42mm

2016-01-10 18:19:34 | 星空

今年の元日に庭で撮影したオリオン座付近です。 晴れてはいたのですが薄い雲が掛かっていて少々眠い感じです。 約2分間の露出、恒星時追尾をしています。この写真を撮影したカメラは、
最近ある事情から急きょ購入したオリンパスのE-PL6という機種で、レンズ付きのセットで3万円というコンパクトカメラと殆ど変わらない価格帯のものでした。マイクロフォーサーズも初めて
です。 しかし、その写りと機能、痒いところに手が届く操作性、そしていわゆる高級機に引けを取らない造り込みの良さが素晴らしい、付属レンズもこの写真で判るように画像の隅々まで
非常によい星像を手軽に楽しむことができます。ISO800までなら長秒撮影でのノイズもかなり少ない、付属のRAWファイル現像用のソフトもたいへん使いやすいものです。 まさに小さ
な巨人です。 ナノトラッカとの相性もよく、共にリュックに入れて人里離れた抜群の星空の下へ出かけてみたくなります。 


2016.01.01 21h40m  OLUMPUS 14-42mmF3.5-5.6 (26mmF4.8)   E-PL6  ISO800  120.1sec (NR-off)  /ナノトラッカ恒星時追尾


 

 

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国際宇宙ステーション (ISS) 

2016-01-03 11:37:49 | 星空

新年あけましておめでとうございます。  本年もよろしくお願い申し上げます。

北信濃は非常に雪の少ない正月を迎えています。
今日の早朝、真上を通過した国際宇宙ステージョン(ISS)を撮影しました。



予報どおり午前6時32分過ぎに南西の地平から見え始め、6時35分ごろほぼ天頂に達し、その後降下して6時40分ころ北東の空に沈んでいきました。光度は約マイナス3等。


実はISSを撮影したのは今回が初めてで、 実際の大きさは幅100メートルもある巨大な建造物ではあるものの、最も近い地点でも400Km(本日の場合)離れており、
この間には地球の厚い大気による揺らぎがあり、また見かけ上の天の半球を僅か8分で通過し、さらに撮影に適した近距離となる時間帯は天頂付近の限られた部分であるため
手持ちの機材をあれこれと組み合わせてみて、最もスムーズにかつ振動を起こさず手動で追尾できるよう、また解像力も出来るだけ確保できるようテストをして臨みました。 

結果は、ブラケット撮影と高速連写を組み合わせて計500枚ほど撮影しましたが、まあまあというのが10枚程度、ISS撮影の難しさを思い知らされました。
追尾操作に適した経緯台を使用しましたが、それでも視界が反転(回転)する天頂付近では少しの間、ISSを見失うハプニングも経験しました。


一方、追尾ガイド用望遠鏡(20倍、実視野4度)の視界に宇宙ステーションの姿が見えたときは、やはり感動でした。地球の重力に背くかのように高速で軌道
を進むISS、あの場所に先日まで油井飛行士が滞在していたのです。 天頂を過ぎて暫くすると、木の影に入ったので撮影をやめて、朝日に霞んで見えなくなるまで肉眼
で見送りました。また機会をみつけてぜひ撮影をしたいと思います。



 

 

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