星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

宮古諸島    2023年3月12日

2023-03-12 22:15:01 | 旅行

既に先月のことになりましたが2月20日~23日、宮古諸島に行って来ました。 雪が降る真冬から亜熱帯海洋性気候の地へ

宮古諸島のうち、橋で結ばれている宮古島・下地島・伊良部島・池間島・来間島を訪問(足早の旅)

 

 伊良部島の北西部にある佐和田の浜、どこまでも遠く浅く。 沖合にたくさんの巨岩が転がっていますが、これは1771年の明和の大津波によって運ばれてきたものとのことです。この時には30メートルに達する波が押し寄せ、宮古諸島や八重山諸島で多くの方が亡くなったそうです。美しい風景の中にある忘れてはならない記憶です

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下地島にある通り池。2つの池は水中でつながっており、水深は45mと25m。ダイバーに人気のスポット(もちろん上級者) 吸い込まれそうな濃い色で満たされていました

 

通り池から海の方へ続く遊歩道。 深い池を覗いて緊張した心がここで穏やかになりました

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渡口の浜。 宮古諸島の浜はどこにいっても珊瑚から出来た真っ白な砂で覆われています。 歩くのが勿体ない。 おそらくどなたかが置いたものだと思いますが、ぽつんと一つだけ椰子の実がありました。 あの歌の世界です

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伊良部島の牧山展望台。  景色は素晴らしい、が風が物凄い。案内をして下さった方から「風が強いから注意してください」と言われていたが、想像を遥かに超えていました。スマホの手を離したら間違いなく紙切れのようにどこかに飛んで行ってしまいます。  右に見えるのは伊良部大橋、対岸は宮古島。 橋の真ん中付近で桁が盛り上がっていますが、大型船が橋の下を航行できるようにする配慮だそうです。 宮古諸島を結ぶ他の橋も同じ構造です

展望台に続く坂道の途中に桜の花が少しだけ咲いていました。ここでは1月に咲くそうです。 真冬でも暖かい亜熱帯

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宮古島南東の岬にある東平安名埼灯台

頂上まで登って見学できます(300円)グルグルと螺旋階段を昇ると、灯室の下にある展望デッキに出られます。ここも凄い風が吹いていました。係の方の話では、前日まで強風で頂上での見学は出来なかったそうです

灯台頂上より南東方向

北西方向

 

頂部にはもちろん閃光のための巨大な光源。北緯24度、我が家は37度。随分と南まで来たのですね

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池間大橋。左側遠くに見えるのは大神島

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帰路に就く日の午前に訪れた来間島。展望台より、来間大橋

南国の日が差してきて、海はまさに宮古ブルーその色。 ここの方たちはいつもこの海を見ているのですね。 もちろん台風が荒れ狂うときもあり、良いことばかりではないはずですが、やはりうらやましい

来間島の風景

真冬の2月で、住宅の庭先に普通にパパイヤが実っている。対して今頃北信濃はまだ雪がどっさり。。南北に長い日本は多種多様

「道の駅みやこ」で青パパイヤを1つ買いました。「切ったときに出る汁でかぶれることがあるので、手袋をするように」とはガイドさんのアドバイス。 自宅に帰ってからEさんがしりしりにしてくれましたが、歯ごたえありたいへん美味しい

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帰路、沖縄本島の西側を通過する際に見えた伊平屋島。どの島もたいへん美しい。できることなら生涯のうちに沖縄のすべての島を巡ってみたい(できない贅沢ですが)

往路:松本→神戸→那覇(1泊)→下地 帰路:下地→神戸→松本(神戸への到着が遅れたので、ギリギリで松本行に乗れた。神戸空港の手荷物検査は非常に手際よくしてくれました)

松本行のFDAから見えた富士山。機長がアナウンスしてくれました。なにかほっとした反面、珊瑚礁の海はもう遠い昔のように思えてしまいました。

宮古諸島、北国育ちの私にとって、やはり夢のような特別の場所でした。 感謝

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初めての四国   2023年2月11日

2023-02-11 21:18:59 | 旅行

先月末になりますが、四国に行ってきました。 今まで一度も北海道・四国・九州に行ったことが無く(正確に言うと、九州は種子島・屋久島はあり)、今回そのうちの四国に行く機会を得ました。  鳴門、金比羅様、松山、霊場、神秘の世界です。 自前で行くのは費用と所要時間の面でかなり無理があるので、以前から何度かお世話になっているアルピコさんのツアーに乗っかって

・・・真冬に出かけるときに一番心配なのが天候ですが、それが直前にえらいことに・・・

出発2日前の1月24日、午前中の穏やかな天候から一変、10年に一度と言われる強風を伴った大寒波に見舞われ、日本各地で交通が寸断されたのは皆さまご存じのとおりで、北信濃もかつて経験したことがない程の酷い吹雪に遭遇しました。 今回の旅では、松本から神戸までは空路(FDA定期便)なので、「これは欠航かな」と半ば諦めもしましたが、翌日午後には雪と風がなんとか収まりました。 前泊のため塩尻北まで行く直前まで家の周りや車庫の除雪作業に追われたものの、幸い翌日の出発への影響はありませんでした

1月26日

松本空港を午前10時半離陸、 松本(長野県中信地方)は雪があまり降らないのですが、今回の寒波で一面の雪景色でした。松本空港は写真の左上、緑の矢印のところです。 松本盆地が大きなテーブルだとすると、松本空港はそこに置かれた一膳の割り箸くらいの大きさです

神戸に到着後、中華街で昼食。 神戸市内に出るのは初めて

明石海峡大橋を渡り神戸から淡路島へ。 日本の土木技術の粋、雄大、そして美しい

鳴門のうずしお。 自然の力もちろん凄い、ですがこんな場所に橋を架けてしまう人間の英知もすごい(大鳴門橋)

3D画像からのキャプチャ。うず巻きが一番よく撮れた1コマです。 ちなみに左巻きと右巻きの渦があるそうです

うずしお観光船乗り場の道端にあったみかんの木、育てられているようではない自生に近い状態。雪国北信濃育ちの私には、真冬にみかんが実ること自体が驚異的です

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1月27日

金比羅様(香川)  麓から続く785段の階段、急こう配も多く上り堪えがあります

途中こんな子がいました。こんぴら狗。 江戸時代、金比羅様に行くことが出来ない飼い主に代わって、初穂料と食費が入った袋を首に携えて道中の人たちの助けを借りながら、無事代参をすませ再び家族のもとに戻ったそうです。 人々の情の深さと信仰心、それに動物に対する慈しみの心

金比羅様の社殿。威風堂々、広角レンズでも収まり切れません。長い長い階段を昇ってきた甲斐がありました

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香川から愛媛へ、「ぼっちゃん」の道後温泉、改修工事中です。4年ほどかかるとのこと。 現在この施設を利用するためには予約が必要です

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1月28日

四国 八十八箇所霊場の第51番札所の石手寺。 1318年に建てられた仁王門は国宝。 ここの鐘楼の鐘は、参拝者が鳴らすことができます。 何年(何十年?)ぶりに鐘を突きました

境内三重塔の回廊には、八十八箇所霊場の土が袋に入っておいてあり、それに触れると霊場を回ったのと同じご利益があるそうです

徳島-香川-愛媛、そして来島海峡大橋(写真)を渡り、途中いくつもの島を通って、四国とお別れ。一路神戸空港そして松本へ、 名残惜しい。今回は寒波の影響で、南国四国とは思えない寒さで、山にはうっすらと雪が積もったままでした。 けれど穏やかな瀬戸内海、良い温泉、初めての四国、ありがとう

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奄美大島   2018年5月27日

2018-05-27 14:17:35 | 旅行

昨年5月の種子島・屋久島に続き、今年は奄美大島へ行ってきました(雪国育ち故、「南国、亜熱帯」という良い響きに弱い。。)
松本空港からのチャーター便です。 5月19日~21日 3日間


5月19日午後
松本空港、このFDA機で2時間後には奄美空港に到着です。松本はとても良い天気なのですが、奄美大島は曇りから雨の予報。旅行のときに雨が降ったという記憶があまりないほど晴天に
恵まれているのですが、、まあ、こういうこともあります。


奄美空港に到着。やはり曇りで、夜は雨が降っていました。

 


名瀬市内に向かうバスから偶然見かけた教会へ導かれるように行ってみました。他には誰もいない夕暮れを過ぎた静かな礼拝堂、清められている場所で心が落ち着きます。

 


市内で、夕ご飯の場所を探してあちこち見て歩きましたが、満席であったり飲む方が中心の店だったりで、結局ホテルの食堂で済ませることに。でもこれが正解でした。
写真は、奄美の名物「鶏飯」。 ご飯を軽く盛り、具を載せて鳥のスープをかけてお茶づけのようにして食べます。なかなか美味しいです。しかも良心的な値段。

 

5月20日
雨。 でも夕方までの間、幸運なことにバスの外に出て歩く時には、不思議と小降りか曇りでした。

最初の訪問地は、マングローブパークです。希望者は有料でマングローブの中を巡るカヌーを体験できます。勿論やりました。(腰を傷めた後だったので、カヌーに座るのが少し大変でした)
乗る前に係の人から、「ここの植物はすべて大切な自然資産であり、オールなどで傷つけたりすることが無いよう注意してください。」との指導を受け、簡単に操作方法を教わってから出発。
波も殆どなく、容易く乗れます。カヌーを漕ぎながら視界をゆっくり流れていく水辺の木々は雨に濡れて生き生きとして、視線の高さにある木の根もよく見え、時々鳥が鳴きながら飛んで行き、
今自分が亜熱帯の真ん中にいるということを実感出来ました。水路の水を少し味見してみましたが、海水の半分か1/3位の塩分かなと感じました。過酷な環境に適応した植物だけが生きる生態系
を間近で見る貴重な体験でした。

 

マングローブパークの展望台から見た広大な風景です。出発間際に大急ぎで150段の階段を昇って撮影。

 


次は、高知山展望所へ。入口付近や展望所には「木」と勘違いしそうな巨大シダ「ヒカゲヘゴ」があちこちに生えています。高さは7,8メートルあります。


展望所からの大島海峡方向。残念なら雨雲と霧で、僅かに見えるだけでした。(海峡が観やすくなるよう少し画像を調整してあります)


高知山展望所を離れ、瀬戸内町手安の海沿いの食堂で昼食後、古仁屋より水中透視船で加計呂麻島へ。 曇りだったので水中の風景は色彩が今一つでしたが、豊かなサンゴ礁がよく見えました。
加計呂麻島では、民家が並ぶ路地を歩きながら、咲いている花や植物についてガイドさんから教えていただきました。


教えていただいた花の一つ、サネンです。沖縄から九州南部に分布、ショウガ科の植物。

 

 
加計呂麻島を離れ、古仁屋へ戻り、向かった先はこの日最後の訪問地、ホノホシ海岸。ここの浜辺は砂ではなく波により互いにぶつかり丸くなった石で埋め尽くされています。バスを降りる度に
雨が小康状態になる1日でしたが、唯一ここでは横なぐりの風雨の洗礼を受けました。写真もご覧のとおり雨粒や雨が写ってしまいました。波打ち際まで行ってみたかったのですが、とても近づ
ける天候ではないので断念。ちなみにここの石は、持ちだし厳禁です。


2日目の宿泊地は、島の北側、ばしゃ山村さんです。夕食の時、島唄と踊りで大歓迎をしてくれました。


5月21日

朝の風景。 ブーゲンビリア(写真の花)は元々奄美大島にあったものではなく、人によって他から持ち込まれたものだそうです。でも南国情緒たっぷりの演出にはやはりこの花でしょうか。

 


3日目の訪問地、あやまる岬の傍にあるソテツの群生地です。雲はあるものの良い天気でした。
赤いつぶつぶがソテツの実です。初めて見ました。
かつて奄美の人々は、藩に厳しく締め付けられ砂糖は全て年貢として取り上げられ、食べるものに窮し、ソテツの実も食料として利用していたとのこと、ただし有毒で、かなり手数の掛かる無毒化
の作業が必要だそうで、当時の人たちの生きるための苦労が忍ばれます。
(5月20日放送のNHK大河ドラマ「西郷どん」の中で悪代官が、濡れ衣を着せるために愛加那さんたちの家に踏み込んだ際に、ソテツの実が入ったざるをひっくり返すシーンがありました。
やっとの思いで生きるために収穫した僅かなものさえも無慈悲に蹴散らす役人に、ドラマとは言え腹が立ちました)

 

あやまる岬から望む。やっと南国の海を拝めました。

 


この旅行で最後の訪問地、南洲流謫跡、西郷隆盛が幕府から身を隠していた時代に住んでいた家屋跡です。周囲の柱は当時のものも残っているそうです。
西郷さんの妻、愛加那さんのお墓も近くにありました。勿論墓地には親族の方しか入れませんので、脇から拝見して合掌。 墓石には「龍 愛子」と刻まれています。
この旅行を申し込んだ3月はまだ北信濃は冬。「亜熱帯の奄美に行きたい」という思いしかありませんでしたが、丁度この旅行中が、「西郷どん」の奄美大島でのクライマックスと重なりました。

 

旅の終わりに快晴となりました。帰りの便を待つ奄美空港は、眩しい日差しの中です。

 


今回の旅行で、果たせなかった目的が1つあります。それは南十字座を見、撮影することでした。 北国の者にとって、南天の星は憧れであり、南十字はその象徴とも言えるものです。
奄美大島は緯度約28.4度、南十字は水平線近くに4つの内3つの星が見えるはずです。今回その時間となる午後9時付近は、雨こそ降っていなかったもののベタ曇りで、星が見える状況
ではありませんでした。 いつかまた機会があったら是非に。上の星図は5月20日 21時の奄美大島で真南方向の星空です。

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極東ロシア ウラジオストク・ハバロフスク  2017年7月23日

2017-07-23 15:24:11 | 旅行

7月12日から15日、極東ロシアに出かけてきました。行先はウラジオストクとハバロフスクです。松本空港からのチャーター便ツアーでの短期間旅行です。
本当は個人旅行のスタイルが旅先で自由に行動できるのでよいのですが、ロシアへ行くのは初めてで、言葉の問題がありしかも煩わしい査証手続きが必要
であることから、今回は団体ツアーでの参加です。極東ロシアツアーは、多くの旅行会社が扱っており、価格にもかなり開きがあり、今回のプランはその
中でも割高でしたが、松本空港発着の利便性(前後泊が不要)に負けてしまいました。行けるうちに行っておきたいという気持ちにも押されました。
直前までなかなか手続きが進まず、査証付きの旅券を受け取ったのが、出発当日の空港でという状況で、現地でも小さなハプニングはありましたが、参加
者の方たちと4日間楽しく過ごすことができました。
両都市とも、国境があることを除けば、北海道や九州へ行くのと同じくらい、たいへんに近いです。時差も1時間のみ(日本が遅れ)で、飛行機の移動時間
が短いことから、疲労は少ないです。
出発から帰路までの写真を掲載しました。(NIKON IMAGE SPACE) 良かったらご覧ください。→  2017/07 Russia /usagi-hoshi

 

ウスペンスキー教会(ハバロフスク)と中央広場(ウラジオストク)

言葉は、勿論ロシア語、英語は空港とホテル以外殆ど通じません。町中の看板なども殆どロシア語のみ。 でも日本語で対応してくれる店もあったりします。
またたとえ通じなくても、丁寧に話しをしてくれる人が結構いました。言葉もたいせつですが、それ以上に気持ちですね。 ただし、やはり個人旅行や長期
滞在の場合には、ロシア語が出来なければ、大きな支障となることは必至です。安易な気持ちでふらりと訪れて何とかなる場所ではありません。勿論とても
魅力的な両都市で、例えロシア語を学んででも、また行きたいですが。
食事は、ツアーのものだけでしたが、結構美味しいです。 ロシアということで、大陸性の気候を警戒し、万一のために薄い折り畳みのダウンジャケットも
持って行きましたが、全く不要、昼は殆ど半袖で過ごしました。気温は、ハバロフスクが少し高めで、滞在中最高が30度くらい、ウラジオストクはそれより
もやや低い感じですが、こちらは7月はモンスーンの影響をまともに受けるため霧の日が多いそうで、事実午前中は濃霧に覆われ、ルースキー島に通じる
橋の上からは、橋の柱以外なにも見えませんでした。(午後は霧が晴れてきた) 霧に覆われたウラジオストクのことを、「ミルクに包まれたよう」と言う
そうです。
買い物は、あらかじめ旅行会社を通じて両替してもらった分(約5000ルーブル)で事足り、カードなどを使うことはありませんでした。 長野でルーブル
から円への両替は出来ないので余っても困る、と思っていましたが、無駄遣いをせず丁度使い切り、僅かなコインだけが「記念品」として残りました。
治安について、ウラジオストクは不明ですが、ハバロフスクでは、現地ガイドさんから、「夜間は治安が良くないので出歩かないように」と言われました。そ
れを裏付けるかのように、ハバロフスク駅では、サブマシンガンを背中に携えた警備兵が巡回をしていましたし、ホテルの中も短銃を腰につけた警備員が見
回っていました。飛び道具をもっているから即危険、とまでは言えないかもしれませんが、平和ボケは通じないことを感じました。

ハバロフスクの2つの正教会で感じたあの厳粛な雰囲気、いつかまたもし機会があったならもう一度訪れてみたいです。

 

 

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種子島・屋久島の風景と星空 2017年5月28日

2017-05-28 11:44:54 | 旅行

いつか行ってみたいと思っていた両島、羽田や名古屋からだと北信濃から空港までの旅費と時間が相当かかりますが、今回松本空港からのチャーター便ツアーで叶いました。
5月21日~23日 3日間。

5/21 夕方
種子島空港に到着した搭乗機、飛行機に乗るのは4年ぶりです。国内線は今まで乗る機会が無く、今回初めて。
松本空港、種子島空港ともにたいへん親切で、荷物の扱いも非常に丁寧です。バックなどを特にケア無く積み下ろしする外国の空港と比べると格別で、日本はいいな、と思います。

5/21 夜
種子島からの星空です。ホテルのベランダから撮影。黄色く写っているのは、街灯に照らされた手前のソテツの木です。ケンタウルス座の上半身がしっかり見えていました。
北信濃と種子島では、緯度にして僅か6度ほどの違いですが、その差は大きいです。
ケンタウルス座のすぐ下にはみなみじゅうじ座(南十字星)の一番北側のガンマ星が、高度2~3度くらいに昇っているはずで(撮影した時刻がこの星の最大高度)、
もし海岸まで出ていたら水平線上に見えていたかもしれません。 種子島はやはり遠い南国の素敵な島です。

5/22 午前
種子島宇宙センターのロケットの丘展望所
4本の鉄塔がある場所が、発射台の場所です(4本の鉄塔は、避雷針) 広大な亜熱帯の森と白い海岸線が素晴らしく、世界一美しいロケット発射基地と呼ばれるのも分かります。
この場所からは普段見学が出来ますが、発射が行われる際にはここも閉鎖され厳重に警備されるそうです。

6月1日、GPSの精度を高める準天頂衛星「みちびき2号」を載せたH2Aロケット34号機が午前9時17分、この種子島宇宙センター発射台から
打ち上げられました。 10日後の旅行だったら、発射するところを(当然もっと遠くからですが)見ることが出来たかもしれませんね。(6/1加筆)

門倉岬
種子島最南端で、1543年、ポルトガル人の乗った船が漂着した岬、鉄砲伝来の地です。ここも美しい海岸線です。

5/22 午後
種子島西之表港から高速船で屋久島へ、ちなみに西之表港の灯台は、種子島に相応しいロケット型です。(飛びません^^;)

5/22 午後
屋久島安房港へ到着後昼食、そしてバスで標高1200メートルへ。海岸付近は、半袖で十分な暖かさでしたが、ここは長袖が必要、しかも雨です。雨量が半端では
ないという屋久島、でもそのお蔭で類まれな生態系が育まれているのです。
この紀元杉の樹齢は3000年、この木が芽生えた頃、日本ではまだ縄文から弥生の時代です。気の遠くなるほどの時間、ここでじっと生き続けていることにただ驚きです。
近くにいるとなにかこう、「深く優しい気」のようなものを感じます。出逢えて嬉しいです。

 

5/22 夜
再び星空、屋久島からです。こちらもホテルのベランダからです。 時間帯が深夜を過ぎていたため、ケンタウルス座は沈もうとしていますが、さそり座が高いところにいました。
人口光が少ないのですごく星がよく見えます。天の川(銀河系)の中心方向(さそりの尾の上)も非常に濃いです。

5/23 朝
ホテルの周りの散策路、熱帯の植物が生い茂り、寒い北信濃とは別世界です。花や植物の名前が分からなくて残念でした。今度行く機会があれば是非ガイドさんをお願いしたいです。

一番右側の高い山は、モッチョム岳

5/23 午前
千尋の滝、巨大な花崗岩の岩盤を流れる大滝です。 屋久島の大部分はこの花崗岩で形成されていて、でもその強固な岩盤の上に多種多様な生命が逞しく宿っていて、ここはその縮図
を見ているようでした。

5/23 午後
旅も終わりに近づきました。屋久島から高速船で再び種子島へ、空港から一路松本へ。 長野県上空に入ると御嶽山が見えました。
サトウキビやサツマイモの苗が植えられていた広々とした種子島、道沿いにブーゲンビリアが咲いていた屋久島、そして両島とも綺麗な星空、 またいつか。
同行のツアーの皆さま、添乗員さん、たいへんお世話になりました。

 

 

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