星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

真夏の銀河 わし座 から いて座    2020年8月23日(撮影:8月18日)

2020-08-23 18:06:53 | 星空

南西の夜空を静かに進んでいく、真夏の銀河です。 ひと際明るい星は木星、その斜め左上が土星です。2つの中間付近に冥王星があるはずですが、とても暗いため見ることも写すこともかないません。。 木星の下側にいくつかの星がありますが、いて座の南斗六星です。 いて座の矢が狙っているさそりは、もう山の向こうに逃げて行って(沈んで)しまいました。 写真の真ん中より少し上にある明るい星はわし座のアルタイル(彦星)です。 この写真を撮影した場所では、5か月前の3月には冬の王者オリオン座が沈んで行きました。 そしてその1週間後には雪がまだ舞う中、何とツバメが飛来し、その後2組のつがいが合わせて10羽のヒナを育て、その子たちも既に2週間前に飛んで行きました。 過ぎてみれば時の移ろいのなんと早いことでしょうか。

DATA   2020/08/18  22h25m   JST  PENTAX16-85mm F3.5-4.5(16mmF3.5) SOFTON-A   KP  40sec ISO3200  O-GPS1

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網状星雲 と ひまわりの天の川   2020年8月16日

2020-08-16 01:43:10 | 星空

先週の8月7日、月遅れの七夕にツバメのヒナが巣立ちし始め、2日間ですべて離陸、そしてもうお盆が終わりです。。夏の移ろいは早いな。。 北信濃といえど、さすがに今週は昼間非常に暑いので、屋外活動はもっぱら早朝か夕方以降です。
やっと安定した夜空が拝めるようになってきたので、14日夜から15日早朝にかけて、星空を撮影しました。場所はいつもの庭先です。撮影対象は、真夏の天頂を渡る はくちょう座の翼にある「網状星雲 NGC6992」、以前にも撮っていますが、再挑戦。 今回使用したカメラの撮像素子は大きさが半分なのでその分、詳細がよく分かる(はず)です。 この星雲は、数万年前に爆発した超新星の残骸と言われ、今も高速ガスが周囲の空間に広がっているそうです。

DATA   2020/08/14  23h11m - 25h03m JST   Vixen R200SS + PH ( 760mm F3.8 )  ZWO ASI294MC PRO  60sec (Cooling -16.1deg )  Filter:Astronomik CLS    flame:94 total exp 5640sec

追記:最初にUPした写真が、あまりにも色温度が高過ぎだったので、少しまとも?な処理をして入れ替えました。 2020/08/16 11h08m

撮影に使用したのは、天体用の冷却CMOSカメラです。 他の機材を整理して導入してみました。 天体撮影機材にあまり詳しくない方に説明させていただくと、なぜ「カメラを冷やす」かというと、それはノイズを減らすためなのです。 正確には冷やすのはカメラ本体ではなく撮像素子です。 天体の撮影では、微かな光を積算して捉えるために長時間露光をしますが、ノイズが多いとこれも積算されてしまい、観測や鑑賞が難しくなります。 そこで冷却して熱雑音を減らします。 プロの天文台では、液体窒素を使ってマイナス100度以下まで冷やすこともありますが、アマチュアのものは、ペルチェ素子という半導体エレメントを使い、外気温マイナス30~40度程度が一般的です。今回の撮影では、外気温22度に対して冷却能力100%出力で、マイナス16度でした。 使い方はこの製品に関しては難しくありませんが、(取説は基本的に英語ですが、私のpoorな語学力でも何とか大丈夫でした(汗) 画像処理も含めて通常のカメラと勝手が違うため、これから少しづつ覚えていきます。特にカラーバランス調整は課題です。 撮像能力に関してはまだ未知数ですが、網状星雲の描写からすると相当高いと推測しています。 価格は、以前はとんでもなく高価でしたが、現在は通常の一眼レフカメラ(普及版)とあまり変わらなくなっています。(撮像素子が大きなものは、今も高価)
今回は、スタック処理用のライトフレームとダーク減算用フレーム、計116枚撮影しましたが(1枚60秒、計2時間弱)、カメラの制御器(AIR PROというもの)とタブレットがWi-Fiで通信をしながら勝手に撮ってくれるので、その間に下の写真を撮りました。 「ひまわりの天の川」 です。

 
夏の太陽に向かって咲き、香りもお日さまのひまわりは夜何をしているのかというと、さすがに天の川を見ているということはなく、ぐっすり眠っていました。 花びらの隣にアンドロメダ銀河が見えています。 虫の声も星空もそろそろ秋ですね。

 アンドロメダ銀河の場所(白い矢印)

DATA  2020/08/14  24h50m  JST  PENTAX16-85mm F3.5-4.5(16mmF3.5) SOFTON-A   KP  50sec ISO4000  O-GPS1

 

撮影の時の様子です。カメラ以外は、いつもと変わりありません。 昼間は30度を超えていても、夜はだいたい21~22度です

 今回ニヤミスが2つ。
1. 天体導入のために赤道儀が高速モードで動いたときに、試写用のカメラのストラップがシャフトに引っ掛かって、危うくカメラか赤道儀のステッピングモータを破損するところだった。
2.乾燥空気供給装置(自作)の電源用インバータが、高温の長時間運転に耐えれられず、突然警告音を鳴らして停止した。
どちらも、未然防止が出来るものです。夜は眠気もあり判断力が鈍るため、動作は単純にしているつもりですが、何かしらやらかします。特にカメラのストラップは便利ですが、何かに引っ掛かかり落下させそうになったことは、皆さまも1度はあるのではないでしょうか。 要注意です。特に私の場合。。

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ツバメ 巣立ち(8月7日~8月9日)    2020年8月12日  

2020-08-12 16:01:44 | ツバメ

8月7日から9日にかけて、ヒナたち、無事に巣を発ちました。

8月7日の朝、7時20分頃見た時には、まだ全部おとなしく巣に居たのですが、朝食を済ませて、仕事に行くために家を出て車庫に寄ってみると、さっきまで巣に居た子たちの内の2羽が、何と車の屋根の上に! やっと巣から飛び出した後、直ぐに車の屋根に 「緊急着陸」 したらしく、その内の1羽は私の姿を見て多少驚いたのか、バタバタと車庫の中をぎこちなく2回ほど旋回したあと、勢いよく外に飛びだして行き、そしてもう1羽は、回っている扇風機の羽根のガードに留まってしまったため、「ダメダメ、そこ危ないから!」というと、今度は車庫の一番奥の空き箱の上に留まってじっとしていました。 巣立ちは嬉しいけれど、ハラハラドキドキです。 もう電車の時間ギリギリだったので、ここまで。 後は帰宅後。。

8月7日 7時20分

8月7日 7時50分 車の上に2羽のヒナ、巣立ち

夕方戻ってみると、巣には3羽、巣立った内の1羽が巣に戻って来ていました。そして電灯の電線には、もう一羽のヒナが留まり、辺りが暗くなるころ、ぐっすりと眠っていました。初めての外の世界で疲れたのでしょうね。  実は、今回の巣には、卵が5つあったのですが、ふ化してからは巣を覗くことはしなかったので、下から見た限りではヒナは4羽しか見えませんでした。 ただ親鳥は、ヒナが既に孵っているのに、さらに座って温める仕草を暫くしていたので、成長の早い4羽と後から生まれた1羽の計5羽が居たのかもしれません。

8月7日 夜 顔をこちらに向けている子の他に2羽、計3羽が巣にいました。

8月7日 夜 巣立ちした子の内1羽が、車庫の電灯線に留まっていた。まだ尾羽が小さいので飛ぶのは難かしそう。がんばって。

そしてなんと驚いたことに、3月末にまだ雪が降る頃やってきた子が、久しぶりにこの夜姿を見せました。しかもヒナが巣立ったこの日たった1日だけ。 この「3月くん」は、ヒナに向かって声を掛けるように鳴くので、ヒナは親と思っているのか、それに答えるように鳴いていました。

8月7日 夜  なんと3月から来ている子が、久しぶりに姿を見せた。

 

8月8日朝  1羽を残して、他の子は巣立ち。 この子ももう十分飛べそうな感じもしますが、そこはこの子の判断。 1羽だけの静かな夜が更けていきました。

8月8日 夜  残っていた1羽。 明日こそ大空。。

 

8月9日朝  ついに最後の1羽も巣立ちました。 巣を確認すると勿論空、 ふ化しなかった卵の形跡なども無く、巣は大変綺麗な状態だったので、この日飛びだった子は、卵の数と同じ5羽目だったのか、あるいは4羽だったのか。 真相は分からないけれど、とにかく無事にすべて飛んで行ってくれて良かった。
で、もう来ない、かというと、そうではなくて 午前中4,5羽のヒナと成鳥が、車庫に出たり入ったりして大はしゃぎ、 そして翌日8月10日にも、車庫の中や前の道路の上を元気に飛び回り、 夏の太陽をいっぱいに浴びてひまわりが咲いている向こうの電線には、たくさんのツバメが留まって鳴いていました。 今回の子が5羽として、一昨年より我が家の車庫から巣立ったのは、5組23羽になりました。

8月9日 朝 最後の一羽が巣立ったあと、数羽でやってきて大はしゃぎ。 この中に最後の1羽も居たのかも。

8月10日 庭のひまわり。太陽の香り一杯の花。

8月10日 午前 ひまわりの向こうの電線には、たくさんのツバメたち。 みな元気で!

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ツバメ   梅雨明け猛暑到来   2020年8月2日

2020-08-02 13:18:53 | ツバメ

長雨がやっと終わり、関東甲信は昨日梅雨明けだそうです。 途端に強烈な太陽。 巣がある車庫は鉄筋コンクリート製のため、熱せられた表面は軽く50度以上になり、それが室内側にもじわじわと伝わっていきます。室内側は35~40度。加えて熱容量が大きいため深夜まで中々冷えません。先月取り付けた 「ツバメのヒナ様専用の扇風機」 が昨日からフル稼働です。

 車庫の屋根表面の温度(放射温度) 
ヒナたちはというと、風を受けて気持ち良さそうにしているので何とか大丈夫だと思います。 ちなみに鉄筋コンクリート製の車庫というと、都会ではお金持ちの家の車庫のイメージですが、当地では時として豪雪に見舞われるので、頑丈な構造でないと潰れてしまうため、多くの家で丈夫な車庫を所有しています。

昨日のヒナたちの様子です。

ちょうだいちょうだい!

あたしの番だ、ラッキー

ふう、旨かった。。

え~、行っちゃうの、俺まだ貰ってねえぞ (手前の子、凄い剣幕^^)

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