4月17日から作り始めた巣は、4月24日くらいでほぼ完成し、その後は時々手直しをしていたようでした。(日中は思いついた時に
Webカメラで見守っています)巣作りの作業はほぼ午前中だけで、少し作っては翌日までそのままにして、次の日巣材をくっつけて
また翌日。。。という具合です。ツバメの巣は、主材の泥と補強となる藁や草とから構成されており、泥が乾燥しないと十分な強度に
ならないため、一度に作るのではなく、少し作って乾かすという工程を繰り返すことを、ツバメたちが心得ているのは確実で彼らの
知恵は流石です。泥はすぐ近くの休耕田の湿気の多い場所からこの2羽が採っている姿をよく見かけます。
そして4月28日から、メス(と思われる方)が、巣の中に座り込んでしばらくじっとしていて、傍でもう一方(オス)がじっと見守る
姿が観察されるようになりました。(上の写真) ツバメたちを刺激したくないので巣の中は見ていませんが、産卵を始めたようです。
フン除けの板だけは、そっと取り付けました。
オスは思いついたように大きな声で鳴くことがあります。おそらく「ここ俺たちの場所」と縄張りを主張しているのでしょうね。
この巣は大きさが十分あり、また巣材には草や藁が大量に使ってあり、ボロボロしていて見たところはパッとしませんが、丈夫そうです。
巣を作り始めたときに、電線に巻いてあげたタイロック(電線結束バンド)にも上手く巣材を絡めて固定したようです。
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このペアよりも早い3月25日から飛来した子は、その後来た別の子とともに毎晩やってきて、ねぐらとして使っています。
この「3月の子たち」、2020年から毎年来ていて今年で3年目ですが、羽の模様や体系がたいへんよく似ていて、しかも、止まり木
代わりの電線ループは車庫の他の場所にもあるのに、同じところに上下で止まって仲良く休んでいます(下の写真)
この2羽、兄弟(あるいは兄妹)なのではないか、と感じます。
真下まで行って見上げると、上の子(3月から来ている子)がじいっとこちらを見ます。警戒している様子は全く無いです。