4月16日くらいから巣を作り始めました。気に入った場所に土(泥)をつけ始めるので正確に「何日から」とはっきりしないです。 ただ最初に付け始めた2か所は、泥が付着せず落ちてしまい巣を作るのはどう考えても無理なので、安定して付着する少し脇に泥と藁を移してあげました(昨年一昨年も) 彼らが選んだのは、車庫の奥で外からは見えない場所、対して昨年は出入りがしやすいけど外から見えやすい入口。昨年2回目の巣立ち直前でカラスに攻撃されたので、今年は奥を選んだのかもしれません
ツバメは野生生物なので、あまり手助けをするのは望ましくないのかもしれませんが、我が家の車庫は、豪雪対策用に鉄筋コンクリート造で通称「打ちっぱなし」と呼ばれるツルツルの表面仕上げのため、普通に泥をくっつけようとしてもつかないので、巣材が絡み付着しやすいように多少工夫をしてあげるのは許容範囲だと考えています
彼らが付けた泥と藁のわずかな量を安定した場所に付けなおしてあげると、「そうだ、ここが私たちの場所だったんだ」とばかりに泥を重ね始めました。壁にあるケーブルの2本の内1本は通電中の本物ですが、もう1本はツバメの巣材基礎用で電線としては使っていません。巣の作り具合を見ながら、巣材が付着しやすいように結束バンド(耐候性)を巻いてあげています。ツバメは気に入っているらしくペタペタとどんどん重ねていきます。ちなみに通電中のケーブルは、ツバメが突いたくらいでは外装に傷すら入らないので、感電する危険性はないです
4月19日
2割ほど完成、ここまでくればあと数日で完成です。巣の横にプラ袋で包んである部分は、ツバメが最初に巣を作ろうとした場所で、ここは巣材が安定して付着しないので諦めてもらうために施したものです
実はこの日は7日間外出にする初日で、この時出発1時間前でしたが、巣を順調に作れる目途がついて、一応ほっとして出かけることができました。あとはツバメさん頑張って
(7日間の外出についてはのちほど別に書き込みします)
外出先は家から約1900Km先、Webカメラで監視(防犯を兼ねて)見守りだけはしていました。 出発して4日目の4月23日、巣はほぼ完成していましたが、時々巣に入って動いていたので、中を整えていたようです
この2日後の夜帰宅しました
4月25日夜
北信濃のいつもの駅に降り立つと、出発した19日には殆ど咲いていなかった桜が見事な姿で迎えてくれました
4月26日
巣の外側はまだ完全に乾いてはいないですが、2羽がいない間に巣を確認すると、卵が1つありました! 産卵開始です。昨年は6個でしたが今年はどうか。。
っと、手鏡を使って巣の様子を見ていたらお母さんが飛んできていてお互いびっくり! でも怒りも威嚇もせず私の近くで一周円を描いて飛んだあとまた外に出ていき、そして私が脚立から降りてしばらくしていると何事も無かったように戻ってきていました
4月27日夜
この日は卵が2個に。1日1つ。 巣に載っているメスは、巣の真ん中には降りず淵に留まっていました。今卵を温めてしまうと、後から生む卵よりも先にふ化してしまうため、それを避けているのだと思います。だれにどう教わったのでもなく、生きていくため子孫を残すために様々なことを知っているツバメたち、もちろん遠く南国からここまでピンポイントで来る飛行ルートも。 すごいですね
このペア、とっても仲がよく飛び立つときも示し合わせるように小さく鳴き、時々会話のように声を交わすこともあります
私に対しては、殆ど(全く)警戒心はなく、おそらくは天敵などを寄せ付けない自分たちにあるべき存在としてみてくれているのかもしれません