星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

ツバメ  ●スズメの襲撃、そして また新たな巣作り   2021年6月27日

2021-06-27 18:53:10 | ツバメ

今年2組目のペアの巣が出来上がって僅かの日が過ぎた6月21日、スズメが車庫に入り込み、翌日夕方には巣の中の柔らかい敷き草などが乱雑に放り出され、さらに車の上には無残に割れた卵が残されていました。スズメの仕業に間違いないが、四六時中ついていてあげることなど到底できないし、それでも何とかしてあげられなかったことが悔しい。ツバメが反撃したかどうかは分からないけれど、恐らくツバメがいない時を狙って侵入したものと思われる。 巣材は何とか巣に戻し卵もふき取った、が、次の日の朝、巣のメスにはとても過酷な出来事が。 巣に行くことはもう出来ないと知っているメスは、電灯の電線にずっと留ったまま、何か具合が悪いような困ったようなそんな仕草を暫くしていたかと思ったら、そのまま卵を一つ生み落としてしまいました。。もちろん落ちた卵は割れてしまい、生んだ当のメスはしばらく途方に暮れた様子でしたが、その内落ち着いたのか外に飛んで行ってしまいました。 ツバメは1日に1つずつ卵を産むそうですが、生む場所も育てる場所も奪われたメスがともかく生み落とすしかなかったのは哀れでなりません。 巣の前に樹脂の紐やCDを下げたりしてみましたが、さらにスズメはしつこくやって来ました。 ツバメの巣を襲撃する天敵は、スズメのほかにカラス、そして蛇もだそうですが、スズメは本当に厄介です。彼らも生存を賭けて真剣なのは分かるのですが。。

6月24日夕方、スズメは来なかったらしく荒らされた様子はありませんでした。 

6月25日、巣を荒らされたペアかどうかは定かではないですが、新たな2羽がやって来て巣作りを始めました。 このペア、荒らされた巣がある付近には決して近づかず離れた場所にいることから、もしかすると同じペアなのかもしれません。 ツバメは羽の模様だけでは判別が難しいです。 しかし困ったことに、電灯の電線に土を付け始めたのでこれはまずい(電線に巣材はくっつかない)ので仕方なく電線にカバーを掛けて止めさせ、 代わりに荒らされた巣とは反対側の壁に、泥が付きやすくなるケーブルの切れ端と金具を取り付けて誘導したら、こちらの思惑通りに巣材を運び始めました。 6月27日現在、巣は7割くらい出来上がりました。作り始めるととっても早い。土(泥)とともに細い枯草を運んできて、驚くべき繊細な動作でそれを折り曲げて土に馴染ませ巣を作り上げていく様子はまさに天から授かったものと思える匠のような技です。車庫にやって来た時から、私が近くにいても全く怖がる様子がなく平気だったので、やはり同じ子たちかもしれません。

放棄されてしまった巣には、スズメが来ないようにネットを掛けてあるのですが、今朝また車庫に入り込んだ、かと思ったらそれを見つけた巣作り中のツバメが物凄い勢いで追いかけて、外に追い出していました。  南国から数千キロも飛んできて我が家の車庫を選んでくれたのだから、ぜひ元気なヒナが生まれますように。なにも出来ないけれど影から応援。


 

手前上にある黄色いネットを掛けてあるのが、スズメに荒らされた巣。奥の壁に土がついているのが、今回の2羽が作り始めた巣

 

新しく巣を作り始めた子(多分オス) 急遽取り付けたケーブルの切れ端に土を丁寧に付けて補強している


3月と4月から来ている2羽は、スズメで大騒ぎとなっていた先週も、夜になるといつものようにやってきてねぐらにしています。 スズメの襲撃でこちらも不安になり、あるいは今年はもうツバメは来ないかも知れないと思い、寂しさがこみ上げてきた時も、この2羽の存在は救いでした。

6月21日は夏至、ついこの間春分だったと思ったらもう今年も半年過ぎてしまいました。慌ただしく日が流れていますが、昼が長く夜7時くらいまで外で作業が出来るのは嬉しいです。楽しみに待っていたマツヨイグサ(待宵草)が咲き始めました。

 

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ツバメ 新しいペア巣作り開始  2021年6月13日

2021-06-13 20:30:55 | ツバメ

数日前から車庫の中の様子を見に来ていたと思われるペアが、2日前から巣作りを始めました。 今日は頻繁に土や藁を運んでいて、夕方の時点で三分の一くらい出来上がっていました。前回と同じく今回も人馴れ?したペアで、私が車庫にいてもあまり気にすることなく巣作りをしています。ツバメは個体によって性格が様々で、警戒してさっと飛んで行ってしまう子もいます。

6月4日に巣立ったヒナたちは、その後も毎晩何羽かやって来て、電灯の線に留まって休んでいます。でももう暫くすると殆ど来ることは無くなります。。巣作りを始めた次のペアは前の親たちと鉢合わせしないようにそのタイミングを知っていると思います。生まれながらにして過酷な旅をする運命のツバメたち、ヒナたちの無事を祈らずにはいられません。4月から来ている子(成鳥)(一番左)は夜いつも一緒。まるで引率の先生のよう。 この子がいるからヒナたちも安心して毎晩来るのではないかと思います。

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夏の星雲星団(梅雨前の薄雲の中) 2021年6月12日(6月9日撮影)

2021-06-12 23:33:21 | 星空

3日前の6月9日、薄雲が流れる最中に夏の星雲星団を撮ってみました。 4月11日にも同じ天体を撮影しましたが、やはり今が旬の夏の天体たち、しかし。。雲があるとコントラストも写りもかなり眠いです。 けれども複数枚の重ね合わせ(コンポジット)はせず、1枚のオリジナルから画像処理でなんとか持ち上げてみました。 本当はもう少し暗い天体も撮影したのですが、さすがに雲に阻まれて「写ってはいるが。。」という程度なので、いずれきちんと撮れたときUPしようと思います。 午前零時を過ぎると、夏の銀河が東の空からぐんぐん天頂に近づいて来ました。 もうすぐ夏至、夜は短く、午前3時前には薄明が始まり、撮影終了。

ヘルクレス座M13、少し引いた構図にしたのでNGC6207という天体も見えています。

DATA   2021/06/09 22h00m  Vixen R200SS + corrector PH   (760mmF3.8)  SONY α7s(HKIR) 30sec  ISO 3200  iOptron45  M-GEN

M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲) 夏の星雲として欠かせない存在です。

DATA   2021/06/09 23h00m  Vixen R200SS + corrector PH   (760mmF3.8)  SONY α7s(HKIR) 30sec  ISO 2500  iOptron45  M-GEN

NGC7000(北アメリカ星雲)です。 このすぐ隣にはペリカン星雲があるのですが、薄雲に阻まれ×でした。。

DATA   2021/06/09 25h23m  Vixen R200SS + corrector PH  (760mmF3.8)  SONY α7s(HKIR) 30sec  ISO 12800  iOptron45  M-GEN

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ツバメ 巣立ったヒナ5羽とも戻ってきた   2021年6月6日

2021-06-06 21:25:13 | ツバメ

6月4日に巣立った5羽のヒナは、その日の夜は戻らず翌日には3羽、そして今夜は5羽全部が車庫に戻ってきて休んでいます。 天井に吊ってある照明器具(作業用の電灯)の電線をツバメが留まり易いように配置したら、こちらの意図通りにねぐらの止り木として使ってくれています。 巣立った時には、「全員にはもう会えないかも」 と思っていたので嬉しい日曜の夜になりました。

5羽のヒナと、1羽の成鳥(左隅)。この子は4月初めからほぼ毎晩来ています(3月から来ている子と共に、昨年も来ていたと思われる個体) ヒナたちの親ではありませんがお互い全く自然に傍にいます。ほんとうに不思議な個体です。昼間どこにいるのかは全く分からず。  電球の大きさと比べるとツバメがいかに小さいか分かりますね。

ヒナはまだ尾羽が短かく飛ぶのもぎこちないはずですが、3日前まで巣で餌をもらっていた子たちが、昼間は大空を駆け、夜は自力でねぐらに戻ってくるなんて、人間の成長とは比べ物にならない早さですね。 みんな頑張って!

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ツバメ 巣立ち   2021年6月4日

2021-06-04 23:54:13 | ツバメ

今日の午前、5羽とも巣立っていきました。 8時半頃にはまだ親から餌を貰っていたので、あと2,3日かと思っていたのですが、11時過ぎに行ってみると、もう一羽もいない静かな巣だけが残っていました。 今日は大雨だったので明日にすればいいのに、と思うのは人間の勝手ですね。 昨年や一昨年には巣立ちした日の夜、戻って来た子がいましたが、今回はいませんでした。 今年は一時期寒かったので、ふ化しないのでは、と心配したこともありましたが、無事巣立ってくれてほっとしています。
外に出れば、その時から生存競争の真っただ中の厳しい野生の世界、みんなどうか無事で。
今年の5羽の子たちは、例年に比べ、餌をもらう時の鳴き声があまり聞かれませんでした。また巣の下の板に残っていたフンも非常に少ない。 理由は判りませんが、早めに巣立ちしたのではないかと思います。

 

6月4日 朝 巣立ちの少し前

6月4日 朝

2日前の6月2日

コメント (2)
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