ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

RPGなの? ~ ファイナルファンタジー13 (2)

2010年01月10日 | ゲーム
 先月の下旬から遊んでいたプレステ3の『ファイナルファンタジー13(以下:FF13)』のプレイが先日終わりました。約70時間のプレイ時間でした。戦闘が面白かったので長く遊びましたが、もう少し早く終われた気がします。

 総合評価としては☆4つですが、内訳は以下のとおりです。
 自由度がほとんどない一本道のシナリオだったので、ロールプレイイングゲーム(以下:RPG)を遊んだと言うよりは、戦闘付きのアドベンチャーゲームを遊んだような感じでした。不思議な感覚です。

 戦闘システム → ☆5
 グラフィックス → ☆5
 シナリオ → ☆3

 『FF13』は、『インフィニット アンディスカバリー』『ラストレムナント』に続くスクウェア・エニックス社の次世代機でのRPGの3本目でしたが、どの作品も「戦闘は面白くてグラフィックスもいいけどシナリオがイマイチだなぁ。」と言う感想です。
 どの作品も壮大な物語なのに細かい部分の詰めが甘い気がします。部分部分はいいのですが、全体で見るとまとまりがない印象です。後半で息切れしますしね。それを綺麗な映像でごまかして押し切っている感じですね。

 本作に関しては、世界の崩壊を描いている壮大なスケールの物語なのですが、それなりに丁寧に描いているキャラクターは主要人物6人と敵1人だけなので、なんだか狭い世界の中の戦いにしか見れませんでした。戦っている数名だけが熱い感じで、「まわりの人は何をしているんだろう?。」と言う感じです。冷めた感じでストーリーを追っていました。

 それに加えて、最後まで全ての登場人物に生活感がなく、ゲームに重要な『リアリティ』を感じることができなかったので、作品に感情移入できませんでした。
 RPGでは当たり前の街の住民との会話を楽しむこともできないので、ひたすら戦闘を淡々と繰り返して進めていくだけでした。人も街も生きていなかったですね。本作で『生』を感じたのは第11章から戦える地上の怪物達だけでした。彼らだけが活き活きとしていましたね。

 そんな感じだったので、今まで遊んだファイナルファンタジーシリーズで必ず感じていた「主人公達と一緒に世界を救うんだぁー。」と言う気持ちに最後までなれませんでした。

 と言う事で、私には『FF13』は戦闘と映像を楽しむだけのRPG(?)で終わってしまいました。
 秀作だと思いますが、今までファイナルファンタジーシリーズに持っていた『特別感』は本作で無くなってしまいました。残念ですね。変に設定に凝らずにシンプルな王道の物語でも十分に面白いんですけどね。映画の『アバター』が良い例です。

 スクウェア・エニックスさんには先人が残された優れた作品がたくさん残っているので、今後は無理に新作は作らずに、過去の作品を次世代機でリメイクする方向で事業展開を進めて欲しいですね。名作の『FF7』と『FF10』が最新のグラフィックスや『FF13』の戦闘システムで蘇ったら嬉しいですね。
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