ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

声を聞いただけで誰だか判った ~ 約20年ぶりにかかってきた先輩からの電話 ~

2019年06月25日 | 日々の出来事

 人間生活を53年もやっていると、数えきれない出会いと別れを経験しています。
 昨年、生活圏を関東から九州に移したので、「もう二度と会うことはないだろうなぁ。」と思う人が激増したのは悲しいことですが、これもまた人生なので、仕方がないですね。

 さて、佐賀で働き始めて約8ヶ月が経過しましたが、九州には連絡を取り合うような友人や知人が1人もいないですし、関東から九州に出張に来て私の繁忙期のスケジュールの隙間で会うことができた知人もいなかったので、仲の良い人と会ったり話をしたりすることは、この約8ヶ月間ほとんどありませんでした(メールのやり取りはあり)。最後に直接会って話をした友人は引っ越しの手伝いで広島から来てくれたIさんですね。それも去年の10月頭の話です。

 それ以外で唯一電話で数回話をしたのは、前職のガス会社の同僚だったNさんです(201798日のハゲの記事他に登場する人)。会社のOBとの宴会の席から電話をくれたこともあったので、その時はNさん以外にも先輩社員や元上司と話をできたので素直に嬉しかったですね。親しい人との久しぶりの会話だったので、少し泣きそうになってしまいました。孤独に耐えられないなんて、私もまだまだ弱いですね。

 そんな状況にいる私ですが、昨日の夜、知らない電話番号から着信がありました。
 最近は転職活動を行なっているので、相手の会社からの電話の可能性もあるのですぐに電話に出ました(転職活動をしていなかったら知らない番号には出ません)。すると、

 「もしもし、〇〇です。覚えていますか。」 

と、話かけられました。
 懐かしい独特のイントネーションの話し方に私は即座に、「もちろん覚えていますよ。一緒に車で北海道を一周した〇〇さんですよね。」と答えました。

 なんと、電話の相手は私が最初に勤めていた会社の先輩のKさんでした。おそらく最後に話をしたのは20年以上前だと思います。Kさんが東京本社から福岡支店に転勤になってから全く交流がありませんでした。本当に久しぶりです。私が20代の時に車で1週間かけて2人で北海道を1周したのは今でも覚えている楽しい思い出なので、Kさんの声を聞いて真っ先にその思い出が蘇りました(細かい部分はかなり忘れていますが・・・)。

 久しぶりに電話をもらった経緯を聞くと、去年の9月に新宿で開かれた私の送別会(最初に勤めていた会社の先輩達が出席)の時に、これまた私が約15年ぶりに会ったAさん(その会社で働いていた時に大変お世話になった取引先の方)から私が九州に帰っていることをたまたまKさんが聞いて、Aさんから私の電話番号を聞いて電話をかけたそうです。なんだか不思議な人と人のつながりを感じますね。去年、私がAさんと再会していなかったら今回のKさんからの電話はありませんでしたからね。AさんもKさんも私の『二度と会うことがない人』のカテゴリに入っていましたが、『また会うかもしれない人』に昇格です。

 その後、Kさんとはお互いの近況を語り合って、私の転職活動が落ち着いたら福岡で会う約束をして電話を切りました。今後行われるであろうKさんとの再会の宴は私の生きる糧になりますね(さすがに私が働いている佐賀の田舎町ですぐに会おう、と言う流れにはなりませんでした)。


 以上、約20年ぶりに電話で話をした昔勤めていた会社の先輩の話でした。

 2人が最初に会った時はお互い20代でしたが、今のKさんは58歳、私は10月で54歳のすっかり初老のオッサン2人です。約20年ぶりに会った時に何の話をするのか今から楽しみです。Kさんが少し記憶が乏しくなっていて、「北海道なんて2人で行ったっけ。」と言い出したら悲しいですが、お互い歳を取ったので、そうなっても仕方がないですね。

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