物語は終わったけれど・・・ ～ ギアーズ・オブ・ウォー３ ～

　23日から25日の３連休は、24日の午前中に近所の映画館に森山未來さん主演の『モテキ』を観に行った以外は、ほとんど外に出ずに家の中で過ごしていました。

　ブルーレイ版の『スターウォーズ』のエピソード１から３まで観たり、格闘技の中継を観たり、夢枕獏先生の『餓狼伝』の新刊を読んだり、と色々な私の生きる糧を楽しみましたが、その中でも最長の約12時間を費やしたのは、XBOX360のゲーム『ギアーズ・オブ・ウォー３』のプレイでした。シリーズの最終作の本作をなんとも複雑な気持ちでプレイしましたが、やはり予想通りの面白さでしたね。その出来は文句なしの☆５つです。

　私がプレイしたのは以下の３つのモードです。全てオフラインでプレイしました。

　①キャンペーンモード （ストーリーモード）　・・・　最初から最後まで
　②HORDEモード （人類側の兵士を操って拠点を防衛するモード）　・・・　約１時間
　③BEASTモード （敵の怪物を操って人類が守っている拠点を攻撃するモード）　・・・　約30分

　『ギアーズ・オブ・ウォー』シリーズはネットワーク対戦が人気があるようなのですが、オンラインゲーム（ネットワーク対戦含む）を一切プレイしない私には①の『キャンペーンモード』が一番の楽しみでした。SF戦争ゲームとして物語が良く出来ていますし、私の好きなマッチョ系のいかついオッサン達が主人公ですしね（私はそっちの気はありませんが・・・）。主人公のマーカスを含めたメインの４人の何気ない会話で出てくる軽口は最高です。

　そんな面白い『キャンペーンモード』ですが、完結編の本作は、前２作以上に個々の兵士に光が当たっているシナリオだったので、なんだか泣けてしまいました。前半、中盤、ラストの３つのエピソードでうるっと来てしまいました。銃撃戦主体の血みどろのゲームで泣けるのは珍しいですね。それだけ物語に入り込んでしまったんでしょうね。3作通じて５年間の付き合いですからね。

　肝心のアクションに関しては、前作の終盤から出てきた第３の敵のやられっぷりの演出が凄いので、戦場はかなりド派手になっていました。あちこちで爆発しまくって音が少しうるさかったので、XBOX360に接続しているホームシアターの音のボリュームを少し下げました。
　あとは、本作からパワードスーツ（人型兵器）に乗れるようになったので、戦闘の楽しさが増した感じです。腕に装備されたガトリングガンで迫りくる敵を一掃するのは快感の極みですね。以前は手こずっていたロケットランチャーを撃ってくる敵（ブーマー）も瞬時に倒せます。

　そんな感じで、期待の『キャンペーンモード』は十分に楽しむ事ができました。物語の終わり方にも納得しています。☆５つはこの『キャンペーンモード』に捧げます。

 そして、②のHORDEと③のBEASTの２つのモードですが、本来ならばこれも時間をかけて楽しむのですが、本作同様に待ちに待っていた『ダークソウル』が手元にあるので、先にそっちを遊ぶために、さわりだけをプレイして一旦終わりにしました。少し遊んだだけですが、とても面白そうです。

　１つ残念だったのは、敵の怪物（ローカスト）で人類を攻撃する③のBEASTモードが、時間制限制になっていた点です（敵を倒すと制限時間が増えたりはします）。制限時間内で人類側の拠点を制圧しないと自動的にゲームオーバーになってしまうので、じっくりと考えながら遊ぶ私には忙しくて少し難しい感じです。②のHORDEモードのように敵を全員倒すと次に進めるような形の方が私には良かったですね。


 以上が、『ギアーズ・オブ・ウォー３』を約12時間プレイした感想です。本作はXBOX360ユーザーならば遊んで損のない作品だと思います。前作までのあらすじも少し収録されているので、完結編の本作から遊んでも無問題です（可能ならば１作目からプレイして下さい。３作目で流す涙の量が変わってきます）。

　本作はオフラインでも複数のプレイヤーで遊ぶ事ができるようなので、私の周りにいる２人のXBOX360ユーザーの友人も誘って一緒に各モードを楽しむつもりです。盛り上がるでしょうね。
　物語は完結してしまいましたが、まだまだ『ギアーズ・オブ・ウォー』は楽しめる事、間違いなしです。