ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

草木が枯れるように逝った私の父親

2023年04月27日 | 老いと生きる

 日曜日(4/23)の夜に私の父親が天に召されました。
 89歳と8ヶ月の大往生でした。

 最期は3日前に借りた介護用ベットの上で、草木が枯れるように穏やかに息を引き取りました。
 訪問診療(在宅医療)でお世話になっている先生が到着するまで20分くらい心臓マッサージを私は続けましたが、息を吹き返すことはありませんでした。17日(月)の夜に『危篤状態』と言われてから1週間頑張ったので父親は凄いと思います。先生も看護師さん達も「強いですねぇぇぇ~。」と毎日言っていました。

 安らかな最期を迎えることができるように点滴を20日(木)でやめた時に先生が「点滴をはずしたら3日くらい、長くても5日くらいで静かに息を引き取られると思います。」と言った通りになりました。
 病院に入れて延命治療を行なえばまだ息をしている可能性があったのかもしれませんが、私の両親は昔からそれを望んでいなかったので、入院すると言う選択肢は全くありませんでした。その意志を先生も看護師さん達も尊重してくれた感じです(もちろん兄貴と私の2人も)。

 私は17日(月)の夜に父親が意識を失くしてから最期の瞬間までそばにいることができました。
 過去の記事で書いたように認知症が進んで凶暴化&暴君化した父親とは色々な出来事がありましたが、最後の最後で無心でサポートすることができたのは本当に良かったです。まぁ、父親と同時期に母親が腰痛で動けなくなってしまったので、私が全てをやらないといけない状況になってしまった、と言うアクシデントが産んだ偶然の産物ですけどね。毎晩父親の隣りで寝て看病していたら、暴君の父親を憎む気持ちは無くなっていました。

 そして、お通夜と葬儀と火葬が無事に終わったので、ようやく一息つけました。
 母親の状況は悪いままなので、明日からは役所関係を回って各種の変更手続きを行なう予定です。
 その後は相続の手続きが待っているので、6月くらいまでは緊張状態が続きそうです。ようやく兄貴が協力してくれるようになったので少しだけ気が楽になりました。

 とにかく、ポジティブシンキング(by国仲涼子)で前に進むしかないですね。
 落ち着いたら、今回体験した色々な『はじめての〇〇』を記事にしたいと思います。

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