ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

期待していたのと全然違う、残念。 ~ カリストプロトコル ~

2023年02月26日 | ゲーム

 約1ヶ月前の1月20日。去年の12月下旬からプレイしていたSFホラーゲームの『カリストプロトコル』のプレイが終わりました。
 正直言ってあまり楽しめなかったゲームだったので、キーボードを叩く気分にならなかったのですが、今年のブログの目標の1つが『プレイしたゲーム全ての感想を書く』なので、感想を書くことにします。

 本作は私が2008年11月10日に記事で絶賛したSFホラーゲーム『DEAD SPACE(デッドスペース)』の開発スタッフが製作した同ジャンルの新作ゲームなので、発売前から大きな期待をしていました。宇宙での無重力状態をうまく表現していた『DEAD SPACE』は英語版で台詞が判らないにも関わらず物凄く面白くて怖かったですからね(☆5つの最高評価を付けました)。その開発スタッフが作る新作を期待するのは当たり前です。

 その後、本作は『DEAD SPACE』同様の残虐描写(ゴア描写)のため日本版の発売が中止になりました。
 そのため私は定価の1.5倍くらいの価格設定になっていた海外版の購入(輸入)に踏み切りました。去年の12月20日の記事にも書きましたが、我が家に届いたソフトはなぜかドイツ版でした。ドイツ版でもゴア描写はノーカット、日本語音声、日本語字幕付きなのでプレイするのに何の問題もありません。

 そして、プレイ開始。
 オープニングでは『DEAD SPACE』の時と同じようにワクワク感で一杯でしたが、ゲームを進めて行けば行くほど『何か違う感』が漂ってきます。中盤に入る前に「早く終わらないかな。あとどれくらいあるんだろう。」と言う感じになってしまいました。これは名作『DEAD SPACE』とは違いますね。トホホです。

 トホホの最大の理由は、SFモノで宇宙を舞台にしているのにも関わらず無重力の描写がほとんどない点に尽きます。
 ゲームの大半が下の写真のような重力がある狭くて暗い代り映えしない通路と部屋を歩いて移動し続けるだけなので、『宇宙を舞台としたSFホラーゲーム』と言う感じが全くしません(舞台は惑星に建てられた施設です)。無重力描写が素晴らしかった『DEAD SPACE』とは全く違う作品でした。物語もありきたりで既視感バリバリです。まぁ、勝手に良いように期待した私が悪いんですけどね。

 

 そんな感じなので、なんだか普通のB級ホラーゲームをプレイしている感じでエンディングまで行ってしまいました。
 敵も種類が少ないですし、武器も弾薬が少なくて爽快感があまりありませんでした。敵をよけながらバットみたいな武器でぶん殴るのと、超能力的な武器で敵を吹き飛ばすのに慣れるとゲームが楽に進めることができる仕様でした。

 ちなみに、残酷描写(ゴア描写)に関しては、『DEAD SPACE』と同じように自分がヤラれる時の描写が血みどろでした。これは審査が厳しい日本では発売できないですね。『倒した敵を強く踏みつけると体内からアイテムを取れる』と言う仕様も日本ではNGですね。わざわざ遺体を踏みつけて棄損する必要はありませんからね。

 と言う感じであまり楽しめなかった本作の私の評価は☆2つです(☆5つが最高)。
 約12時間のプレイでしたが、グラフィックスが綺麗だったのだけは評価できますね。


 以上、私の勝手な期待を大きく裏切った『カリストプロトコル』の感想でした。
 本作を10年前にプレイしていたら評価はもう少し良かったと思いますが、2023年にプレイするゲームとしては少し厳しいですね。目新しさが全くありませんでした。

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