ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

発表!! マイアカデミー賞2011

2012年01月09日 | 映画

 例年に比べると少し遅くなってしまいましたが、今日は年末年始の恒例の私の一人遊び『マイアカデミー賞』の発表の日です。

 2011年に観た作品は『49本』で、昨年も年間鑑賞目標の100本には遠く及ばなかったですね。
 ☆5つを付けた作品が4本(最後の忠臣蔵、ザ・タウン、猿の惑星・創世記、ミッションインポッシブル4・ゴーストプロトコル)、☆4つを付けた作品が12本だったので、昨年も一昨年に続いていまひとつ良い作品に巡り合えなかった1年だった気がします。ただし、秀作の『最後の忠臣蔵』で始まり、秀作の『Frends・もののけ島のナキ』で終わった1年だったので、2011年の私の映画ライフは幸せだったと思います(両作品とも心地良い涙を流せました)。
 
 さて、賞の選考対象となる作品は、劇場、地上派、衛星放送、DVD、ブルーレイで観た初見の作品に限定しています(DVDやブルーレイで発売された完全版やディレクターカット版等は初見扱いです)。

 『マイアカデミー賞2011』の受賞作&受賞者は以下の通りです。


【マイアカデミー賞2011 受賞作&受賞者】 ※敬称略

 作品賞:最後の忠臣蔵

 アニメ作品賞:Frends・もののけ島のナキ

 最優秀監督賞:ルパート・ワイアット(猿の惑星 創世記(ジェネシス))

 主演男優賞:岡田将生(アントキノイノチ)

 主演女優賞:ナタリー・ポートマン(ブラックスワン、マイティ・ソー)

 助演男優賞:伊勢谷友介(あしたのジョー、カイジ2・人生奪還ゲーム)

 助演女優賞:長澤まさみ(モテキ、岳)

 新人賞(2名):ヘイリー・スタインフェルド(トゥルー・グリッド)、熊田聖亜(さや侍)

 脚本賞:最後の忠臣蔵

 特別賞:あしたのジョー

 音楽賞:さや侍

 最悪作品賞:該当作品なし



 まずは、作品賞と脚本賞を受賞した『最後の忠臣蔵』ですが、正月に観た作品が1年間トップの座を守り続けた上でマイアカデミー賞の作品賞を受賞したのは、2006年の『有頂天ホテル』に続いて2作品目です。両作品ともに主役が役所広司さんと言うのは偶然ですが面白いですね。やはり、映画は脚本とキャスティングが重要ですね。

 アニメ作品賞の『Frends・もののけ島のナキ』に関しては、何の前知識もなく観に行ったのですが、そのクオリティの高さに驚きました。作品の冒頭で日本が誇る映像製作会社の『ROBOT』の社名が出たので、「変な作品にはならないだろう。」とは思ってはいたのですが、鑑賞後には「日本のCG映画もピクサーに負けてないじゃん。」と素直に思いました。それくらい良くできた作品でしたね。私は原作の『泣いた赤鬼』の話をすっかり忘れていたので、より深く物語を楽しむ事ができました。

 助演女優賞の長澤まさみさんですが、既に色々な人が語っていますが、『モテキ』での長澤さんの美しさ&可愛らしさは素晴らしすぎます。過去に長澤さんの作品をスクリーンで何度も観ていますが、「こんなに綺麗だったんだ。」と『モテキ』で初めて思いました。これは監督かカメラマンの腕なんでしょうね。その証拠に『岳』では何とも思いませんでしたからね。この長澤さんの美しさの再発見は2011年の収穫の1つですね(それでも私が一番好きな女優さんは仲間由紀恵さんですけどね)。

 助演男優賞と特別賞を受賞した『あしたのジョー』は、いい意味で期待を裏切ってくれた作品でした。山下智久さんと伊勢谷友介さんの鍛え抜かれた肉体の前には『圧倒』と言う言葉以外は見つかりませんでした。前にも書きましたが、伊勢谷さんの『鬼気迫る』と言う形容詞がピッタリの計量シーンは映画史に残る名シーンだと思います。
 本作は作品としての総合評価は☆3つで普通ですが、「なんで1人だけ漫画そのままなの?。」と爆笑してしまった丹下段平役の香川照之さんの特殊メイクも含めてインパクトが大きかったので特別賞に選びました。

 最後に音楽賞の『さや侍』ですが、あっと驚くラストの展開と、それに続く竹原ピストルさんの主題歌『「父から娘へ・さや侍の手紙』の挿入のタイミングには驚かせてもらいました。こんな形で主題歌が挿入される映画は私の記憶の中では初めてですね。「さすが、松本人志監督。やっぱり他の人とは感性が違う。」と思わせてくれました。松本さんにはこの調子で映画を撮り続けて欲しいですね。


 以上、『マイアカデミー賞2011』の受賞作&受賞者の発表でした。

 今年もたくさんの作品を観て、『マイアカデミー賞』と言う一人遊びを楽しみたいと思います。

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2 コメント

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Unknown (maki)
2012-01-09 14:31:26
あけましておめでとうございます。
郷里ではいいお正月を過ごされましたか?

主演女優賞の「ブラックスワン」ですが、私も見ました。演技はよかったのですが(踊りも)脚本にとてもひっかかりを感じました。
もし、興味があったら映画.comに批評を載せています。6月の中旬くらいです。ちょっと書きすぎた気もしますが、、、。
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makiさんへ (ノリの東京の友人)
2012-01-09 14:57:54
 新年おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。2012年初のコメントありがとうございました。福岡の実家でゆっくりと過ごしてきました。

 「ブラックスワン」の件、映画.comを早速拝見しましたが、批評は「makiko」さんのレビューでしょうか?。舞台のプロの視点で書かれていたので参考になりました。許せない部分が多いみたいですね(笑)。私も「英国王のスピーチ」の方が好きです。ブラックスワンはホラー映画と私は思っていますので・・・。

 実は毎年のマイカデミー賞の選考で一番悩むのが主演女優賞です。なにせ、女優さんが主役の作品を観るのが少ないですからね(昨年は4本だけでした)。今年はもっと多く観たいですね。
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