ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

映画寸評(2013年4月分)

2013年05月18日 | 映画

 少し遅くなってしまいましたが、今回は先月に観た映画を振り返りたいと思います。

 1月が5本、2月が12本、3月が12本、と言った感じで鑑賞作品数が2ヶ月連続で月10本を超えていた私の映画ライフですが、4月の鑑賞作品数は8本でした(全て劇場で鑑賞)。先月は週末に旅行に行ったり、釣りに行ったりしたので、鑑賞本数が減ってしまったのは仕方がないですね。他の趣味(生きる糧)が充実すれば必然と生きる糧の映画部門にかける時間が減ります。当たり前の話ですね。生きる糧のゲーム部門が充実してくれば更に鑑賞作品数は減るでしょうね(現在はドラゴンズドグマ・ダークアリズンにハマりまくっています)。

 さて、私が4月に観た映画と評価は以下の通りです。先月も良い作品にめぐり会えました。

 1.アンナ・カレーニナ  ・・・ ☆4

 2.ヒッチコック ・・・ ☆3

 3.東ベルリンから来た女 ・・・ ☆3

 4.舟を編む ・・・ ☆4

 5.コズモポリス ・・・ ☆3

 6.リンカーン ・・・ ☆3.5

 7.アイアンマン3 ・・・ ☆3

 8.桜、ふたたびの加奈子 ・・・ ☆5


 先月観た邦画は2本だけだったのですが、『舟を編む』も『桜、ふたたびの加奈子』も出来が良かったですね(『桜、ふたたびの加奈子』の感想に関しては5月1日の記事をご覧ください)。

 松田龍平さん主演の辞書作りを描いた『舟を編む』は非常に勉強になる作品でした。できれば多くの学生さんに観て欲しいですね。主要な登場人物の数が少ないので人間関係を丁寧に描いていたのも好印象でした。唯一残念だったのは主人公の恋愛話の部分の描写が少し物足りなく感じたところですかね。宮崎あおいさん演じるヒロインの恋愛感情に至る描写が唐突だった気がします。この部分が☆1つのマイナス部分です。

 洋画に関しては、トルストイの古典文学を映画化したキーラ・ナイトレイ主演の『アンナ・カレーニナ』以外の作品は私の期待していたモノとは少し違っていたので、あまり評価は高くなりませんでした。やはり、劇場で観る予告編と実際に観る本編では印象に差がでるのは仕方がないですね。

 『アンナ・カレーニナ』はド肝を抜かれる斬新な演出法を使っているので、慣れるまでは違和感バリバリで作品に没頭できなかったのですが、慣れたら逆にその演出が心地よかったですね。本作は一組の貴族の男女が転落していく様子を描いた破滅の物語なのですが、救いの物語も用意されているので鑑賞後に爽やかな気持ちで劇場を後にする事ができました。

 『ヒッチコック』に関しては、ヒッチコック監督の女優に対する少し異常な執着心や映画に関する情熱の描き方が少し足りない感じがして、最後までモヤモヤした感情が消えませんでした。主演のアンソニー・ホプキンスと奥さん役のヘレン・ミレンの演技が素晴らしいの一言なんですけどね。

 滅多に観ないドイツ映画の『東ベルリンから来た女』は予告編を観て、「面白そうなサスペンス映画だなぁ。観に行こう。」と思って劇場に足を運んだのですが、サスペンス映画ではなくて良質なヒューマン映画でした。良い作品なのは間違いないのですが、最後まで、「これから何が起きるんだ。」と言うサスペンス頭で私は臨んでしまったため、鑑賞後の肩すかし感は半端なかったですね。予告編を観て勘違いをした私が全て悪いんですけどね。

 一夜で転落していく大富豪を描いた『コズモポリス』に関しては、難解な作品が多いクローネンバーグ監督作品と言う事で嫌な予感がしていたのですが、やはり、鑑賞後は頭の中に?マーク(はてなマーク)が大量発生してしまいました。「結局、何が言いたかったの?。」と頭を悩ませる結果になってしまいました。冷静に考えると、本作は最初から最後まで緊張感があった割には観終わると話の底が浅かった感じがしましたね。まぁ、たまにはこんな作品を観るのもいいでしょう。

 超演技派俳優のダニエル・デイ=ルイス主演でスピルバーグ監督作品の『リンカーン』に関しては、「リンカーンの事はあまり知らないので、この映画で勉強しよう。」と思って観に行った私の勝手な期待を完全に裏切る作品でした。本作はリンカーン大統領の人生を描いた作品ではなく、奴隷解放に関する法律を議会で通す約1ヵ月間に主題を置いた作品だったので、リンカーン大統領の人生に関してはあまり勉強になりませんでした。偉大なリーダーなのはスクリーンから伝わってくるのですが、私のリンカーンに関する知識が少なすぎて感情移入しずらかった感じです。もう少し勉強してから観れば良かったですね。

 『アイアンマン3』に関しては、「やはり1作目は超えられなかったなぁ。」と言う感じです。『映像が派手になる=物語が面白い』とはならないですね。シンプルな1作目と違って2作目、3作目は話が複雑になった割には物語が盛り上がらないのは残念ですね。悪役もキャラが弱すぎます。アイアンマン三部作は『シンプル・イズ・ベスト』と言う1つの考え方を改めて認識させてくれた作品でした。


 以上、4月に観た映画の簡単な感想でした。
 4月までに見た映画は合計37本なので、このペースで行けば今年は目標の『年間100本』に到達できそうです。5月から夏にかけては面白そうな映画が多いので今から楽しみです。予告編と実際に観る本編で印象の差がでない事を望みます。

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2 コメント

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アイアンマン3観ました ((T_O))
2013-05-22 20:39:02
imax体験しました。良かったです。
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(T_O)さんへ (ノリの東京の友人)
2013-05-23 06:17:25
 おはようございます。
 imax体験しましたか。凄いでしょ。
 ただし、料金が高いので観る映画を厳選してしまいますね(私はアイアンマン3は通常スクリーンで観ました)。今年初の私のimax体験はスーパーマンの新作「マン・オブ・スティール」になりそうです。
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