たばこは そんなに悪くない!

2012-12-06 19:00:00 | 社会

「酒も 女も たばこも止めて 百まで生きたバカがいる」 深夜の BS ・222だったと思う
「これは面白そうだな」 と思わずヘッドホ-ンのボリュームをあげた
脚本家のジェームス 三木さんが 江戸時代の都都逸をイントロに 私の耳を奪ってしまった
昨夜 「愛煙家シンポジウム たばこはそんなに悪いのですか」と云う興味深いテーマでの放映が
あったのです 
    
昨年 中部大学 武田邦彦教授が示された喫煙者数と肺がん死亡者数の折れ線グラフを拙ブログ
にて紹介し 同教授の解説と意見を併載しました
それは喫煙者が著しく減ったのに反比例し 肺がん死亡者が著しく増加した 即ちその図表は
禁煙すると肺がんが増える 逆に言えば肺がんになりたくないならタバコを吸え・・・と言う内容

昨夜の 愛煙家シンポジウムでも下のようなグラフが提示された 武田教授と似た数字だった
1950年の吸煙率53%が 60年後25.7%に半減した 然しながら肺がん死亡者数は同年比
で約60倍となっている  紛れもない客観的事実である
この実態グラフを見れば小学生だって容易に相関関係を述べることが出来る・・・と言う意見だ
       
ジェームス三木さんは「末期(まつご)の一服をしたいと云っても病院では吸わせてくれないだろう
となると一服するには家で死ぬしかない 点滴の入院患者は手押しの車椅子に乗せられて敷地内
から道路に出て喫煙している 雨降りなら傘をさして出る タバコで死ぬのではなく 風を引いて死ぬ
んじゃないかと思っている・・・(中略)・・・煙草が私好きなんですよ 最近酒もあまり飲めなくなったし・・・(中略)・・・タバコを吸う事が楽しみなんですからねぇ 家内に最近は使用済核燃料棒なんて言われ 冷却もしない 再稼働も望めない・・・」とユーモア交えてのお話や意見が有りました 
ストレス解消にタバコの効用は大きいことは愛煙家だった私にはよく理解できます

最近新聞記事で 禁煙を試みるが1週間で辛抱しきれず挫折する方が多いと云う記事を見ました
よく分かります 私も62年間ヘビースモーカーで通してきました 昨年10月禁煙外来へ行ってから
14か月経ちました 禁煙に成功し今は意識もしなくなったし 思っても「あぁ タバコか」ぐらいの調子でニコチンとは完全に縁切りを果たしています

肺がんの主因は喫煙とか副流煙と言うだけのものでしょうか アスベスト問題も無視できないので 
は無いかとの思いもあります 次回は厚労省からの参加を求めディベート形式での公開を望みたいですね  数字的にも具体的なものを示されないと説得力はないと思われます
    
1965年から国立がん研究センター研究所疫学部長のH部長が 1981年イギリスの医学情報誌
「British Medical Journal」 にタバコの健康に関する影響の調査結果を発表したとの事だ
このH氏はヨーロッパの学会でつるし上げを食った この調査は全然非科学的でいい加減なものと
攻撃されたらしい
厚労省はこのH氏の調査を受動喫煙防止条例の拠りどころとしたのでは とパネラー氏は暗示されていたようだった
受動喫煙や路上喫煙は法令で取り締まり喫煙者を虐める その一方で内税約65%の高額課税で販売を認めるとは凄く矛盾した国家行政である

個々の趣味趣向の選択を制限し個人の自由を認めないで 違反者は罰する
その一方で がん発生~死に追いやる体内侵入異物(タバコ)の生産販売は法に触れない 
殺意無しの栽培等は合法なのかな
神奈川県の厳しい条例も憲法違反ではないかと出席の弁護士が発言していました
ただ事が起こらない状態で「これは違憲だ」と訴訟を起こす事が出来ないのが日本の現状である
条例違反の事が発生し罰金だのなんだのとなって 初めて違憲だと訴えることが出来る 
又はマスコミが動いて社会が騒ぎ裁判になった時 この条例を葬るための戦いが出来る・・・と言う
事になると云うのである
    
それを知っているから 県は逆に動かないのである・・・ということらしいのだ    
徳川時代から民はお上のお達しに従順であった お上に逆らってはいけないと一方的な法令に
も反発しない国民性であったのか 否そのような便利な国民性に培わされてしまった

権利を主張すると云う事をしない国民なのである
タクシーの禁煙がそうである 法令に大手のタクシー会社が賛成のパフォーマンスを示せば 
個人タクシーまでも右に倣えである 大手の本音は車内にタバコの匂いを付着させないためで
ある
ならば酔っ払いの息の気持ち悪さはどうしてくれる 忘年会盛りの電車 深夜のタクシーへの
乗車は拒むことが出来るのか・・・という意見も出てくるはずである

喫茶店やレストランでは禁煙運動様々であろう 灰皿の準備 清拭 片づけの作業から解放で
ホクホク顔である

マァ私はどっちへ転んでも関係ない 今心配しているのは食欲が出て洋服が心配である
常々肺はタールで日々こまめにコーティングして保護に努めているから肺がんなんか心配なしだ
とほざいてきた 心配なのは一切内臓に欠陥無しだが 糖尿病が心配になってきた
外来禁煙のDr.に宣言した通り 90歳になったらタバコ復活をする 深々と一服のあの巧さを
楽しみに摂生してその日まで頑張るぞ オーッ

テーマが示すようにパネラー御一同様は愛煙家揃い  会場の聴衆もパイプあり シガーありで
紫煙を燻らせながら和やかな様子でありました
    
    現代史家 秦氏   脚本家 ジェームス 三木氏    辯護士 溝呂木氏         司会 二木氏
    
    



 

 

 


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