私の幼少から少年時代の歴史的背景は 敗戦そしてGHQ の占領政策で180度の大転換を余儀
なくされ想定の域を超えた大変動に戸惑いの日々が続いた
天皇中心の諸制度 ・ 諸行事は否定され 民主化が進められた
一月一日「四方拜」 ・ 二月十一日「紀元節」 ・ 四月二十九日「天長節」 ・ 十一月三日「明治節」を
「四大節」(しだいせつ)と言った 四大節は軍と學校は祝賀式を上げた
「四方拜」= 天皇が天地四方 ・ 山陵を拜し五穀豊穣 天下泰平を祈る (1月1日) <元日>
「紀元節」= 初代神武天皇誕生日 (2月11日) <建国記念の日>
「天長節」= 今上天皇誕生日 昭和天皇誕生日(4月29日) <昭和の日>
「明治節」= 明治天皇の遺徳を偲び 明治時代を追慕する目的で制定 天皇誕生日(11月3日)
<文化の日>
四大節の他に皇室の行事には 「皇霊祭」春季皇霊祭(現・春分の日) ・ 秋季皇霊祭(現・秋分の日)
「神殿祭」神嘗祭 ・ 新嘗祭がありました
11月23日の本日は「新嘗祭」の日でした 現在は勤労感謝の日とかで 誰が勤労とかをどのように
感謝するのか ネーミングの意味づけそのものが根拠薄弱 なんも意識しようとは思わぬが・・・
先生に教わったのは 「天皇陛下が五穀豊穣を感謝され 八百万の神々に その年に収穫の穀物や
酒の食膳を捧げ奉り 御身ご自身もお召し上りになられる」と言う祭りの日である・・・と言う事でした
私の記憶違いかどうかは朧げなのですが その年収穫の穀物はこの「新嘗祭」が済むまでは食さない
とか云う話も頭の隅でモヤモヤしていますが・・・はて???
マッカーサー将軍は色々とご差配くださいましたが 「新嘗祭」を抹消し「勤労感謝の日」とかの浅まし
い変換は情緒も香気も無いですね アングロサクソンにはちょっと荷が重い話だったでしょうか!
女房殿がスーパーから帰ってきました 乾物(うどん ・ 蕎麦 ・ スパゲティ) を纏め買いしたら重
かったようです
「今晩は何を喰わしてくれるんだよ?」と聞いたら 「はたびだから赤飯にしようかなと・・・」でした
「旗日!・・・古いねっ!」 と思わずにやにやしました 死語だと思って居たのに久しぶりに聞いた
旗日でした お婆さんだからこそ出る言葉でございます 「長寿万歳」でございます
そう云えば小学生の頃は祭日の朝は玄関横に”日の丸”の国旗を立てて 祝賀の式に登校して
参列しました