10万円はいつ手元に？・・・

　4月30日、全国民への10万円給付を含む総額25兆7000億円の補正予算が成立した。とりあえずは一律10万円はもらえることになったが、申請書はいつ郵送されてくるかだ。何でも全国的に封筒が不足しているとかで、市区町村によって異なるが申請書発送は5月半ばころになりそうだ。そうなると10万円を手にするのは6月半ばか下旬か、ずいぶん気を持たせるなあ。
　ところで10万円給付の受け取り方には2つのパターンがある。1つは、住んでいる市区町村から世帯主に郵送される申請書に振込口座を記入する方法で、免許証などの本人確認書類と振込先口座の確認書類のコピーを添付して返送する必要がある。注意点としては、申請書の右側のチェック欄「給付金の受給を希望されない方はチェック欄に（□）に×印を御記入ください」にチェックを入れると給付が受け取れなくなる。
　2つ目は、PCやスマートフォンを使うオンライン申請方式である。
◆準備に必要なもの
・受給権者(世帯主)のマイナンバーカード 
・パソコン＋ICカードリーダ、またはマイナンバーカード読取対応のスマホ
・マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号
・振込先口座の確認書類
オンラインで申請する方法
①「マイナポータル」へアクセスする。
②サイト内で必要項目の選択、入力をする。なお、パソコンとスマホでは手順が異なる箇所がある。
③振込先口座の確認書類をアップロードする。
④マイナンバーカードを読み込み、電子署名を付与して送信する。
⑤以上で申請完了。後日、指定口座に1人あたり10万円の給付金が振り込まれる。

　私はマイナンバーカードは作っているが、ICカードリーダは持っていない。最近は所得税申告の際にもマイナンバーカードが必要になったが、私はカードのコピーを提出書類に貼付して郵送するのでカードリーダーは必要ない。
　オンライン申請は現時点でマイナンバーカードを持っている人だけが対象だという。マイナンバーカードを持っていてもカードリーダーがなくては役に立たないということだ。現在、マイナンバーカード保有率は15％程度だとか。私も作るには作ったが、たまに役場で身分証明に使うだけで、使う機会はほとんどない。これら両方を持っている人がどれくらいいるだろうかネ。
　オンライン申請が簡単で早いというが、どこが簡単なのか、利用できない人の方が多いだろう。私も申請書が郵送されてくるのを待つことにしよう。

　ところで、いつまで待っても来ないのが「アベノマスク」である。配布されたものの中には虫や髪の毛がついていたり、よごれていたものがたくさんあったという。納入業者についても良からぬ噂もあり、今、マスクはどうなっているのか分からない。国民も「マスクが来ない」と文句をいう人はだれもいない。結局、460億円もの大金はドブに捨てたようなもの。ほんと、いい加減だなあ。