なんやかんや次から次へと起こるドタバタ騒動、すっかり渡辺氏の存在が霞んでしまった。が、先月11日、渡辺喜美元行革担当相と江田憲司衆院議員が新たな政策集団を正式に発足させた。本来ならもっと話題に上ってもいいのに、意外と話題にならなかったのは気の毒であった。
政策集団の名称は公募で決めるそうだが、政策目標は「国民運動のための10の問題提起」。 ◆官僚の天下りの全面禁止 ◆議員定数は衆院比例代表の廃止で衆院の定数を300に、参院を100にするとし、4割にあたる322を削減 ◆議員歳費も3割減、公務員給与は1~2割カット ◆企業団体献金は全面禁止など。このほか、◆首相官邸に幹部公務員の人事権を一元化する「内閣人事局」の創設 ◆官邸主導の予算編成を実現するための「内閣予算局」新設 ◆道州制導入など。
そして、参加メンバーは次の通りである(敬称略)。
●PHP総合研究所社長・江口克彦 ●前佐賀市長・木下敏之 ●作曲家・三枝成彰 ●作家・堺屋太一 ●東洋大教授・高橋洋一 ●前福島県矢祭町長・根本良一 ●中央大法科大学院教授・野村修也 ●白鴎大教授・福岡政行 ●アルファ・アソシエイツ社長・藤原美喜子 ●三菱UFJ証券チーフエコノミスト・水野和夫 ●元総務庁長官・水野清 ●国際弁護士・八代英輝 ●三重県松阪市長・山中光茂 ●評論家・屋山太郎 ●双日総合研究所主任エコノミスト・吉崎達彦
こうしてみると政治評論家、経済エコノミスト、弁護士、大学教授など、いろいろな分野で活躍しているそうそうたる人たちばかりである。だが、メンバーの中で現職の政治家は、三重県松阪市の山中光茂市長ただ1人というのが寂しい。総選挙ともなれば政党を発足させ、志を一にする政治家を集めなければ、しょせん政治の世界は数が物を言う。しかし、これだけ多岐にわたる分野からの同志が背景にいるということは心強い限りであろう。
だが、いよいよ政党発足が確実になりそうな気配である。渡辺氏の言によればまだ氏名の公表はできないが、「自民党と民主党からすでに5人が名乗りをあげた」という。おもしろくなってきたと言うと不謹慎だが、誰かが突破口を開いてくれないと今の政治の閉塞感にはイライラしてくる。旧態依然とした自民党を解体させるには今が潮時であり、渡辺氏のような若き世代が台頭して新しい時代を築いてくれることに大いに期待したい。
麻生さんに愛想を尽かしていても党の公認欲しさに口を閉ざしている人が多い中で、よくぞ離党し決起したものである。無謀ともいえる渡辺氏の決断を笑う人もいるが、保身のために信念を曲げて大樹の陰で安穏としている人より、私は渡辺氏の勇気を立派だと思う。一からの出発でどこまでやれるか全くの未知数だが、政策目標も賛成できるし、政権争いの駆け引きに明け暮れ、自分のことしか考えていない議員たちよりよほどマシという気がして、もし政党を発足させるならば応援したいとさえ思っている。
渡辺氏のように大層な志があってのチェンジとは違うが、一般社会の中にも、自分の思いのままにチェンジしたいと思っている人はたくさんいるだろう。だが、世の中にはしがらみに縛られ身動きもならず、また妻や子という足かせ手かせがあれば、なかなか自分の思うようには生きられない。お金がなければ生活できないし、みんな何かしらを我慢して生きているのである。渡辺氏のように自分の信念に従って、大勢に逆らってまでチェンジしようとする人は少ない。また、そのリスクは限りなく大きい。だが、どんなに前途多難であっても自分の思うように行動できるということは幸せなことではないだろうか。
やっと定額給付金関連法案が成立した。こうなったらもらうものはもらうが自民党への1票は期待しないでもらいたい。しかし、この時期の小沢さんへの違法献金疑惑は民主党員ならずとも、「次は民主党へ政権を任せてもいいかな」と思っている国民の気持ちに冷水を浴びせかけることになった。他にも自民党議員の中にも疑惑の人の名前が挙がっているようだし、政治家がみんなクリーンだとは誰も思ってはいない。だが、これでまたごたごたするのかと思うとうんざりだ。
小沢さん、麻生さん、どちらもマイナス点を抱えた今、ここらで五分五分の勝負をしてくださいよ。
政策集団の名称は公募で決めるそうだが、政策目標は「国民運動のための10の問題提起」。 ◆官僚の天下りの全面禁止 ◆議員定数は衆院比例代表の廃止で衆院の定数を300に、参院を100にするとし、4割にあたる322を削減 ◆議員歳費も3割減、公務員給与は1~2割カット ◆企業団体献金は全面禁止など。このほか、◆首相官邸に幹部公務員の人事権を一元化する「内閣人事局」の創設 ◆官邸主導の予算編成を実現するための「内閣予算局」新設 ◆道州制導入など。
そして、参加メンバーは次の通りである(敬称略)。
●PHP総合研究所社長・江口克彦 ●前佐賀市長・木下敏之 ●作曲家・三枝成彰 ●作家・堺屋太一 ●東洋大教授・高橋洋一 ●前福島県矢祭町長・根本良一 ●中央大法科大学院教授・野村修也 ●白鴎大教授・福岡政行 ●アルファ・アソシエイツ社長・藤原美喜子 ●三菱UFJ証券チーフエコノミスト・水野和夫 ●元総務庁長官・水野清 ●国際弁護士・八代英輝 ●三重県松阪市長・山中光茂 ●評論家・屋山太郎 ●双日総合研究所主任エコノミスト・吉崎達彦
こうしてみると政治評論家、経済エコノミスト、弁護士、大学教授など、いろいろな分野で活躍しているそうそうたる人たちばかりである。だが、メンバーの中で現職の政治家は、三重県松阪市の山中光茂市長ただ1人というのが寂しい。総選挙ともなれば政党を発足させ、志を一にする政治家を集めなければ、しょせん政治の世界は数が物を言う。しかし、これだけ多岐にわたる分野からの同志が背景にいるということは心強い限りであろう。
だが、いよいよ政党発足が確実になりそうな気配である。渡辺氏の言によればまだ氏名の公表はできないが、「自民党と民主党からすでに5人が名乗りをあげた」という。おもしろくなってきたと言うと不謹慎だが、誰かが突破口を開いてくれないと今の政治の閉塞感にはイライラしてくる。旧態依然とした自民党を解体させるには今が潮時であり、渡辺氏のような若き世代が台頭して新しい時代を築いてくれることに大いに期待したい。
麻生さんに愛想を尽かしていても党の公認欲しさに口を閉ざしている人が多い中で、よくぞ離党し決起したものである。無謀ともいえる渡辺氏の決断を笑う人もいるが、保身のために信念を曲げて大樹の陰で安穏としている人より、私は渡辺氏の勇気を立派だと思う。一からの出発でどこまでやれるか全くの未知数だが、政策目標も賛成できるし、政権争いの駆け引きに明け暮れ、自分のことしか考えていない議員たちよりよほどマシという気がして、もし政党を発足させるならば応援したいとさえ思っている。
渡辺氏のように大層な志があってのチェンジとは違うが、一般社会の中にも、自分の思いのままにチェンジしたいと思っている人はたくさんいるだろう。だが、世の中にはしがらみに縛られ身動きもならず、また妻や子という足かせ手かせがあれば、なかなか自分の思うようには生きられない。お金がなければ生活できないし、みんな何かしらを我慢して生きているのである。渡辺氏のように自分の信念に従って、大勢に逆らってまでチェンジしようとする人は少ない。また、そのリスクは限りなく大きい。だが、どんなに前途多難であっても自分の思うように行動できるということは幸せなことではないだろうか。
やっと定額給付金関連法案が成立した。こうなったらもらうものはもらうが自民党への1票は期待しないでもらいたい。しかし、この時期の小沢さんへの違法献金疑惑は民主党員ならずとも、「次は民主党へ政権を任せてもいいかな」と思っている国民の気持ちに冷水を浴びせかけることになった。他にも自民党議員の中にも疑惑の人の名前が挙がっているようだし、政治家がみんなクリーンだとは誰も思ってはいない。だが、これでまたごたごたするのかと思うとうんざりだ。
小沢さん、麻生さん、どちらもマイナス点を抱えた今、ここらで五分五分の勝負をしてくださいよ。
本当にどうなっているのか、あいも変わらずおかしな金がうごめいているのですね。
小沢さんの弁明は明快とはいえません。これで代表を辞任となったら、民社党はどうなるのでしょうか。
自民党も次々と名前が挙がっていますが、返せばいいと言うものでもないでしょう。
この問題に限り麻生さんが沈黙を守っています。笑顔をなくなりました。でも、内心はほくそ笑んでいるはずですが、火の粉がかかる心配もあるし、みんな大変です。
政治は一体どうなったのか、選挙になったら誰に入れたらいいのか、分からなくなっています。政治家はみんな信用できません。
逆に見苦しいのは自分の信念とは違うのに党議にしばられる馬鹿な議員。
政党政治とはいえ腹立たしい。
民主党、小沢氏も大変ですね、でもこの時期だからこそ、逆に国民は行動を起こすべきかな。
個人的意見ですが、国策捜査かどうかはわかりませんが同様に献金を受けている大物議員もいる、しかも「不適切だから返還する」って。
返せばいいの?
金額の多い少ないでいいの?
これが庶民の感覚じゃないでしょうか。