マンションのはす向かいの家の高さは、手前の二階家の2倍だから、4階の我が家と同じ高さだ。石垣に手すりの付いた階段があるが、手すりにつかまって上り下りする老人を見るたびに、「あぶないなあ。歩けなくなったらどうするのかな?」なんて、他人事ながら心配になる。
年末に頑張りすぎて腰痛に、それを口実に年が明けても早朝ウオーキングは「休業中」。「明日から明日から…」と言い訳しているうちに、とうとう春になってしまった。やがて桜の時季も終わり、いつの間にか若葉が芽吹く新緑の季節になっていた。そのころにはすっかり横着が身について早朝から出かけるのが大儀で、ついに開始から10年を目前にしてウオーキングはストップした。
その代わりに、これまで夕方だけだったフィットネスバイク20分を朝もやることにした。だがバイクも運動効果はあるが、やはり毎日足で歩いた方がいいと担当医は言う。そこで思いついたのがマンションの外廊下を歩くことだ。
家の玄関から外廊下の右端まで往復すると約200歩。道路を歩いていたときはつまずかないようにと、足元ばかり見て歩くので自然と背中が丸くなる。だが外廊下だと足元は心配がないから、背筋を伸ばしてまっすぐ前を向いて、大きく手を振って歩くと姿勢もおのずとよくなる。
ウグイスの鳴き声に励まされているみたいな気持ちになった。新緑の山を眺めたり、澄み切った空を見上げたり、ブログ記事のネタを考えたりしながら歩いていると、2000歩くらいはあっという間だ。
早朝ウオーキングは誰にも会わないからスッピンで、薄い色のついたメガネをかけマスクをしただけ。コロナまん延期でもマスクが汚れるから化粧はしなかった。だが外廊下ではいつだれに会わないとも限らない。スッピンでは恥ずかしいので、毎日化粧をすることにした。
化粧といってもファンデーションを薄く塗って、ほんの少しチークを入れるだけ。それでも気持ちがシャンとするから不思議だ。だが鏡を見ると、化粧をしてもしなくても変わりない。顔の土台が悪いのは隠しようがない。ああああああショック!😭😔
まあ化粧しないよりはした方がマシだろう。年寄りはそうでなくてもバッチイのだから、見た目だけでも小ぎれいにしなくては…。薄汚いババアは嫌われるからね。
外廊下を歩き始めてから1か月半。日曜は休み、毎日8時半すぎると歩き始めるが、もうすっかり朝のルーティンに加わった。私はあきっぽい性格だから、自らを厳しく律しなければ三日坊主になってしまう。気が向いた時に歩くというのではダメ。長く続けようと思ったらきちんと時間を決めてやらなければ…。頑張るよ!
続けられないsirousagi .
お手本にするオールドレデイさんの2000歩歩き
そのくらいなら「私にも」と近頃は気楽に散歩を楽しんでいます。
肩肘張らず勿論お化粧などに気を張らず!すっぴん結構堂々と。
目標も大切ですが束縛される事無く気ままに出歩く
楽しさを味わえる散歩!最高
最近は3000歩近く歩きます。慣れたらなんでもないことになり、やならなければ忘れ物をしたみたいになりました。ちょっとした身づくろい、お化粧をするのがイヤでなくなったことも大きな変化です。
外廊下はすずしいし、熱中症の心配がないので安心です。もっとがんばりますわ!
お隣の独り暮らしの方が、毎朝7時に散歩から帰ってこられ朝刊を取る私と挨拶していたのに、最近会わないなぁ・・と思ったら、「杖をついてよたよた歩き」
にびっくり。70代半ばくらいの男性で弁護士さんです。リュックを背負って買い物にも軽々出かけられていたのに・・。何が起こるかもう予測も出来ないから後悔のない日々を・・と改めて感じています。
最期のあがきかも…? 今以上によくなることはないから、せめて現状維持でいたいと頑張っています。でもこんなにしんどいのに、何のためにするの? と自問自答してはため息をついてます。
以前ウオーキングのとき出会う近所のご婦人が「最近姿を見かけないけどどうしたの?」と言ってたよ、と知人が教えてくれた。年寄りはしばらく見ないうちに亡くなっていたり。時々、外を歩こうかなって思いますが、めったに会わないから…。