コロナのワクチン接種無料化・・・

　政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種費用について希望者全員に無料で行うことを検討している。2021年前半までに国民全員分のワクチンを確保することを目指し、専門家らを交えて詳細を詰めるという。
　接種が実施される場合には、医療従事者や重症化しやすい高齢者などが優先されるという。また、安心して接種を受けられるようにするためワクチンで健康被害が生じた場合、医療費などでの救済措置を講じる方向で調整しているそうである。

　一方、今冬のインフルエンザワクチンは、接種が始まる10月前半は定期接種の対象となっている65歳以上の高齢者らを優先とし、10月後半からは医療従事者、重症化のリスクが高いとされる持病がある人や妊婦、子ども（生後6カ月～小学2年生）へ接種を呼びかけていくという。
　ただし、インフルエンザ予防接種は無料ではない。各市町村の補助額によって自己負担額が違うらしい。岡山県では初めて玉野市が65歳以上は無料、65歳以下には1500円を助成すると発表した。自己負担は2500円くらいだとか。小学生以下は県が全額補助するという。

　話は変わるが、新型コロナウイルスの検査や治療費はどのくらいかかるのか？　ネットで検索、必要な部分を要約した。
　ウイルスの感染の有無を判定する「PCR検査」は、費用がかかる場合とタダで受けられる場合がある。感染症法に基づく『行政検査』にあてはまる場合のみ検査費は無料で、該当するのは、自治体が検査を委託する医療機関か、保健所で検査が必要と判断された人、濃厚接触者と認定された人などである。クラスター発生場所に居合わせた人も公費負担の対象となる可能性があるという。
　一方、自主的にPCR検査を受ける場合、民間のクリニックで2万～4万円程度を支払う。「家族が濃厚接触者になった」という場合は、行政検査にあてはまらないことが多いという。
　検査の結果、陽性と判明すれば、治療費、入院費は全額公費負担となる。また自力呼吸が困難なほど重症化したコロナ患者には、人工呼吸器や人工肺（ECMO）を装着し、高額な医療費を伴う治療を行うが、これらも公費で賄われ、患者の自己負担はないという。
　しかし、医師が必要だと判断した入院治療費や、入院中の食費は公費負担となるが、病院側の指示ではなく、患者がとくに個室を希望した場合などは個室料が発生する。また、病室でテレビや冷蔵庫を使う場合、有料になることもある。入院時には細々とした日常品が必要になるが、それらはもちろん自費負担である。
　その他、診断書の発行などは自費となることが多いという。また入院した場合、生命保険・損害保険ともに『疾病』を対象とした保険は保険金が支払われる。また新型コロナウィルス感染症が原因で、死亡または所定の高度障害状態に該当された場合、災害死亡保険金を支払う保険会社もあるという。
　
　もしコロナウイルスに感染してもお金の心配はなさそうだ。が、コロナ禍による国の支出は増えるばかり、予備費が組まれているといっても限りがあろう。またこの巨額の財政出動のツケはいずれ来るが、解決法はあるのだろうか。
　この時期に一国のトップが代るというのは一大事だ。3名が立候補を表明しているが、はっきり言って岸田さんはキザぽくってイヤ。石破さんだったら、今までとは違った政治が期待できるかも？　と思っていたけど…。どうやら菅さんに決まりそうだ。が、他の派閥がこれほど簡単に一致団結するとは、何やら思惑がありそうで不快だ。さて無派閥の菅さんがどこまで実力を発揮できるか、興味津々である。