中川元大臣、入院中でも地元でお詫び行脚！・・・

　中川さんが、２８日、辞任後初めて地元入りし、後援会の総会でＧ７での記者会見の失態などを謝罪したという。中川氏は「驚きや悲しみ、失望を与えたことを深くおわびしたい」と、今まで見たことがない（出席者の言）ほど深々とお辞儀し、失態をわびたという。会合の後、記者団に「（衆院選は）大変厳しいと思うが、後援会からしっかりとやれと言われたので期待に応えるように頑張りたい」と語り、議員辞職は考えていないそうである。厚顔無恥もここまでくればご立派！
　
　中川氏は、前日２７日の２００９年度予算案の衆院本会議採決には、医師から「ドクターストップ」がかかったとして欠席したそうだ。しかし、彼はこの予算案作成時の担当閣僚であり、その責任上からも、この衆院本会議には是が非でも出席すべきではなかったのか。だが、彼は本会議には欠席しておいて、翌２８日には地元へ帰ったのである。前日にはドクターストップがかかるほど体調が悪かったのに、１日経ったらもう体力も気力も回復するとは、一体どういうこっちゃあ！　「現在も入院中だが、検査的には特に悪いところはない」って本人が言ってるのに、何で入院させるんだよ！　この病院はどこの病院だ？　本人の都合のいいように診断する、権力にへつらう医者がいるから困るんだよね。　
　政治家はなんだかんだと都合が悪くなったらすぐ入院して、ほとぼりが冷めた頃にまた知らぬ顔をして復帰する。安倍さんも辞任したとき同じことをやったけど、誰が見たって仮病で入院したって分かってるのに、笑っちゃうよね。これは政治家の常套手段だが、重大危機に直面している今、よくのんきに寝ていられるよ。　

　議員としての職責は放棄しても、地元の後援会へは顔を出す、一体自分の立場をどう考えているのだろう。「麻生内閣と麻生総理には迷惑をかけた。申し訳ないと思っている」って、本当に謝罪するべき相手は国民だろう。反省の態度を示すなら国会へ出て、批判も非難も神妙に受け、あえて恥をさらし耐え忍ぶのが男だろう。
　後援会にもあきれるよね。引き続き中川氏を支えていく方針で一致したとか。全く懲りない人たちである。酒にのまれるような自己管理もできない人を無責任に国会へ送り出してもらいたくない。本当に日本の将来を憂うのであれば、ここはきっちり良識をもって判断してもらいたい。まあ、当日出席した人は生粋の中川支持者で、それ以外の有権者がどう捉えているかはわからないが…。　

　痛めている腰の状態が思わしくないから、また病院に戻って治療を続けるって、いい加減にしてもらいたいね。腰の状態が思わしくない人は全国に何万、何十万といるんだよ。でもね、一般の人に、ちょっとやそこらで入院させてくれる病院はないし、第一会社が休ませてくれない。だからみんな、毎日痛みをこらえて働いているんだよ。それくらいのことが分からないようでどうする！　
　かねがね、政治家の言動には道理に合わぬことが多いと思っていたが、こんないい加減なことでもお咎めなし、きっちり歳費はもらうんだよね！　これでは税金泥棒って言われても反論のしようがないだろう。政治家って、一度やったらやめられないって聞くけど、本当に気楽な商売だと、つくづくそう思うわ。
　しょうもない思いつきだけど、次の選挙に備えて、「政治家としての資質に欠ける人ベスト１０」をあげて、各候補者の選挙区で絶対に投票しないように申し合わせたらどうだろう？