15日早朝、東の空に異常とも思えるような赤い太陽が見えた。普通、太陽はまばゆくて輪郭は見えないものだが、この朝の太陽はまるで「赤い月」のようで、何か不吉な予兆のように思えて気味が悪かった。
写真では普通の太陽の色に見えるが、実際は、夕日のように真っ赤だった。
「不吉な予兆」といえば、いつ頃だったかブログにそれらしきことを書いた覚えがある。昨年夏の猛暑、極寒の冬、記録的な大雪、霧島・新燃岳の噴火、各地で起きる地震などなど、異常気象に天変地異、何か大変なことが起こる予兆でなければいいがと…。
それが、まさにこの東北関東大震災のような気がしている。テレビの映像を見ていると、まるで映画のセットのようで、これが実際に起きたとは容易に信じがたかった。10m近い津波で一瞬にして消えた自分たちの町を前にして、「これが夢であってくれれば…」とつぶやく住民の姿が痛々しかった。
それにしても避難先で不自由な生活を強いられている被災者たちが、助け合い、譲り合い、思いやりをもって共に乗り越えようとする姿には頭が下がる。また、早々と街に立ち、募金活動をしている若者たちが多くいることもうれしい。が、それにひきかえ、地震が起きた夜の新宿駅で、帰宅難民でごった返す構内の様子を伝えるリポーターの後ろで、いい年をした5、6人の若者が笑いながらピースサインをしたり、手を振ったりしているのを見てあきれた。しょせん他人事と、こういうバカ者もいるのだが、明日はわが身と心すべきである。
連日報道される、原発の放射能漏れの恐怖、日ごと増える死者の数、安否確認が取れない何万人もの人たちの消息。そして、避難先の暖房もない寒い部屋で毛布1枚にくるまって過ごす夜の辛さ、十分に行き渡らない食事、これがわが身に起こったならとても耐えられそうにない。
暖かい部屋でコタツにあたりながら、「気の毒に、かわいそうに…」というのはきれいごとに過ぎず、苦しみや辛さを共有したければ、被災者と同じように、暖房もつけず、毛布1枚と握り飯とお茶だけで一夜でも過ごしてみれば少しは分かるかもしれない。が、とてもそこまでやる勇気はなく、できることといえば、何がしかの義援金で協力することくらい、この日、わずかであるが日本赤十字社宛に銀行振込みをした。
ところで、韓国や日本の芸能人、スポーツ選手などから多くの義援金が寄せられたという。また、俳優の渡辺謙さんが脚本家の小山薫堂氏とともに、東日本大震災の被災者を励ますためのメッセージサイト「kizuna311」を立ち上げたという。
記事によると、11日の震災以降、友人である米俳優、トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオらから日本を心配するメッセージを受け取り、“絆”の大切さを実感した渡辺が、「この想いをつなげることによって、何か大きなうねりを生み出せないか」と小山氏に相談し企画した。
俳優だからこそできることを考え、「You Tube」の動画を通じて被災者を励ますための詩や童話を朗読し、メッセージを送ることを決めたそうで、第1弾は渡辺が朗読する宮沢賢治氏の「雨ニモマケズ」と世界へ向けたメッセージを配信している。
この企画には、渡辺の妻で女優の南果歩や吉永小百合、香川照之、笑福亭鶴瓶、役所広司、風吹ジュンらも賛同しており、順次メッセージを送る予定。今後は世界で活躍する著名人にもアプローチするという。いい話であるが、パソコンが見られる地域はまだまだ少なく、メッセージが伝わるのはいつになるだろう。
写真では普通の太陽の色に見えるが、実際は、夕日のように真っ赤だった。
「不吉な予兆」といえば、いつ頃だったかブログにそれらしきことを書いた覚えがある。昨年夏の猛暑、極寒の冬、記録的な大雪、霧島・新燃岳の噴火、各地で起きる地震などなど、異常気象に天変地異、何か大変なことが起こる予兆でなければいいがと…。
それが、まさにこの東北関東大震災のような気がしている。テレビの映像を見ていると、まるで映画のセットのようで、これが実際に起きたとは容易に信じがたかった。10m近い津波で一瞬にして消えた自分たちの町を前にして、「これが夢であってくれれば…」とつぶやく住民の姿が痛々しかった。
それにしても避難先で不自由な生活を強いられている被災者たちが、助け合い、譲り合い、思いやりをもって共に乗り越えようとする姿には頭が下がる。また、早々と街に立ち、募金活動をしている若者たちが多くいることもうれしい。が、それにひきかえ、地震が起きた夜の新宿駅で、帰宅難民でごった返す構内の様子を伝えるリポーターの後ろで、いい年をした5、6人の若者が笑いながらピースサインをしたり、手を振ったりしているのを見てあきれた。しょせん他人事と、こういうバカ者もいるのだが、明日はわが身と心すべきである。
連日報道される、原発の放射能漏れの恐怖、日ごと増える死者の数、安否確認が取れない何万人もの人たちの消息。そして、避難先の暖房もない寒い部屋で毛布1枚にくるまって過ごす夜の辛さ、十分に行き渡らない食事、これがわが身に起こったならとても耐えられそうにない。
暖かい部屋でコタツにあたりながら、「気の毒に、かわいそうに…」というのはきれいごとに過ぎず、苦しみや辛さを共有したければ、被災者と同じように、暖房もつけず、毛布1枚と握り飯とお茶だけで一夜でも過ごしてみれば少しは分かるかもしれない。が、とてもそこまでやる勇気はなく、できることといえば、何がしかの義援金で協力することくらい、この日、わずかであるが日本赤十字社宛に銀行振込みをした。
ところで、韓国や日本の芸能人、スポーツ選手などから多くの義援金が寄せられたという。また、俳優の渡辺謙さんが脚本家の小山薫堂氏とともに、東日本大震災の被災者を励ますためのメッセージサイト「kizuna311」を立ち上げたという。
記事によると、11日の震災以降、友人である米俳優、トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオらから日本を心配するメッセージを受け取り、“絆”の大切さを実感した渡辺が、「この想いをつなげることによって、何か大きなうねりを生み出せないか」と小山氏に相談し企画した。
俳優だからこそできることを考え、「You Tube」の動画を通じて被災者を励ますための詩や童話を朗読し、メッセージを送ることを決めたそうで、第1弾は渡辺が朗読する宮沢賢治氏の「雨ニモマケズ」と世界へ向けたメッセージを配信している。
この企画には、渡辺の妻で女優の南果歩や吉永小百合、香川照之、笑福亭鶴瓶、役所広司、風吹ジュンらも賛同しており、順次メッセージを送る予定。今後は世界で活躍する著名人にもアプローチするという。いい話であるが、パソコンが見られる地域はまだまだ少なく、メッセージが伝わるのはいつになるだろう。
オールドレディさんの義援金も必ず被災者に届きますよ。
確かにピースサインのばか者や少しの盗難等はおきてますが、他国の過去の被災時に比べると比べられないほど秩序は守られていると外国で報道されてます。
日本は屈しないと信じてます。
こうした惨事があるたびに、日本人ってすごく結束力があるんだなと、そして、どんなときでも秩序が保たれていることに感心します。日本人ってすばらしいですね。
世界の支援、協力もすごいですね。いつも世界中がこうした気持ちでいれば争いなど起きないでしょうに…。
原発がおさまらないと復興作業もできません。津波と原発の両方ですからたまりませんね。
地震が起こってから、あれは予兆だったと気づくのですね。
といって、地震雲のような異常な雲を見かけても何も起こらないこともありました。