三日坊主じゃなくてよかった！・・・

　早朝ウォーキングを始めて４６日。続けられる自信はなかったが、ブログに書いたのに３日坊主になったらカッコ悪い。それが１ヶ月半も続いたのである。しかも４６日間のうち、雨がひどくて中止したのは２日だけ。少々の雨だったら出かけて、途中で引き返したのは２日、あとの４２日はきっちり４０分以上というノルマ達成、我ながらアッパレ！　
　今では、朝起きて雨が降っているとがっかり、ベランダへ出て外へ大きく手を伸ばして雨の程度を確める。新聞を読みながら、そんなことを何度か繰り返すしているうちに、運よく雨が小止みになったら、待ってましたとばかりに飛び出す。もうすっかりハマッテしまったみたい！
　先日、久しぶりに会ったマンションの住人が「あら、痩せた？　前からスタイルはよかったけど、何だか下半身がスッキリして見えるけど…」だって。そう、４６日のウォーキングは効果抜群。自分でもお腹周りがすっきりしてきたのを実感してる。体重は１キロしか減っていないけど体脂肪は２％減、“ぽっこり”お腹が、“ぽっこ”くらいになったような感じだ。ウォーキングがこれだけ効果抜群とは…、今まで長年続けてきた筋トレやストレッチ体操は何だったのかしらネ。もっと早くからやっておけばよかったなあ。 

　だんだんと日の出時間が遅くなって、曇りの日だと６時前でないと明るくならない。最近は５時３０分ごろに出発する。もう長袖でないと朝の冷気に震え上がるようになった。家々の門口に植えてある花や道辺の野の花を眺め、虫の音を聞きながら歩いていると無心になれる。柿もそろそろ色づいてきた。コトンと音がしてどんぐりが転がっていく。咲いている花も秋の花に様変わり。もう散ってしまったが、珍しい白の彼岸花、真っ赤な彼岸花もあった。青い空も雲も、海の景色もすっかり秋らしくなってきた。携帯のカメラで撮った写真はイマイチだけど…。
　　
　普段はちょっと歩いてもしんどいのに、なぜウォーキングだと４０分以上も歩けるんだろうね。背筋を真っ直ぐに伸ばして手を大きく振って歩くととても気持ちいい。そう、シューズにもよるだろうね。
　昔から持っていた２足のスニーカーのうち１足は白の柔らかい皮でできている。軽くていいのだが、汚れが目立つのであまり履いていない。もう１足のは重くて固い、ごく普通のスニーカーで長時間歩くと親指が痛くなるのでこの前捨てた。新しいのを買うことにして、シューズ店に行って驚いた。
　　３万も４万もするスニーカーは見るのも初めて、ちょっとカッコいいと思えば２万円近い。１万円前後が普通みたいだが、いつまで続くか分からないのに高いものは要らない。紐のないのを探していたら安価で履き心地のいいスニーカーを見つけた。いわゆるスリッポンというやつで、学校ではく上履きみたい。メーカー名は「GERRY」２８００円。布製で柔らかくて軽い。安物なのに履き心地がよくて、とても気に入っている。

　余談だが、毎朝歩いていると、ウォーキングしている人、花に水をやっている人など４、５人の人に出会う。私は出会う人には必ず「おはようございます」と声を掛けることにしている。だが、「おはようございます」の声が返ってくるのは２人くらいかな？　頭だけ下げる人はまだいいが、何も言わず知らん顔をする人、それが私と同年代の年寄りなのだからあきれる。
　その内の１人。私と同年代か、少し上かな？　その人の家の前にはたくさんの花鉢があり、シャクヤク、カサブランカ、菊など季節ごとにすばらしい大輪の花を咲かせている。また、隣が小さな神社で何かと面倒を見ているようである。そんな人だから心根のやさしい、礼儀をわきまえた人だろうと思っていたが大違い。顔を背けて知らん顔、なぜ、「おはようございます」の一言が言えないのだろうネ。
　もしかしたら私が嫌われているのかな？　でも、ウォーキングを始めてから顔を合わせるようになったのだから私を知っているはずはないし…。「人は見かけに寄らない」というが本当だ。中にはあいさつなどしないだろうなと思う男性に、向こうから先に「おはよう」と声を掛けられてあわてて返事を返す。８０代らしい仲良し２人連れのおばあちゃんは笑顔であいさつしてくれる。「１日の始まりはあいさつから」、とても気持ちがいいよ。