こんな人が閣僚とは？・・・

　

　第4次安倍改造内閣を、政治評論家の田崎史郎氏は「これまでの安倍内閣でいちばん出来の悪い内閣」と言ったとか。その“出来の悪い”閣僚の筆頭は、女性として唯一入閣し、地方創生相に選ばれた片山さつきだろう
　これまでも彼女は100万円国税口利き疑惑、祭りビール箱寄付疑惑、政治資金不記載疑惑、顔入り巨大看板疑惑などなど、連日野党から猛攻撃を受けているが、一昨日、政治資金収支報告書の4回目の修正を発表したそうだ。
　それに、ヤクザと組み産廃処理場を乗っ取った人物を後援会会長に据え、その会長から事務所の無償提供を受け、秘書給与を肩代わりしてもらう“ヤミ献金”を受けていた疑いがあるという新たな疑惑が浮上したそうだ。
　2年以上も前になるが、片山氏は元夫の舛添元知事がさんざん叩かれていたとき、「セコい、小さい、哀しい。これはルール違反で、公というものに対する意識が全く欠けている」と、政治家としての意識の低さと厳しく批判した。
　その元夫への批判はそっくりそのままブーメランになっていることに気づいているだろうか。はてさて今の心境は？　恥ずかしくないのかネ？ 

　もう一人の“出来の悪い”閣僚は桜田義孝五輪担当相だろう。彼の失言、珍言でさまざまな審議がストップしている。こんなアホ大臣を選んだのは誰だ！
　ネットにあった『桜田五輪相の珍言11選』から抜粋。
1. 「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」
2. 「使う場合は穴を入れるらしいですけど、細かいことは私はよく分かりませんので、専門家に答えさせます」USBについて
3. 「そんなに私の名前が世界に知られたのか。いいか悪いかは別として、有名になったんじゃないか」海外の彼の報道について
4. 「いろんな能力を総結集して、ジャッジするのが私の仕事。判断力は、私は抜群だと思っている」
5. 「1500円でございます」1500億円の言い間違い
6. 「法の規定に違反していないかの確認が十分でなかった」政治資金パーティーについて
　また27日の参院文教科学委員会では、趣旨にあわない答弁資料を棒読みしたり、事務方に相談したりして、審議が中断する場面が相次いだという。
　過去にも「（放射能汚染されたごみの焼却灰は）人の住めなくなった福島に置けばいいのではないか」、「（従軍慰安婦は）職業としての売春婦だった。犠牲者だったかのような宣伝工作に惑わされ過ぎだ」「中国か、北朝鮮か、ロシアか。日本の周辺に真に信頼できる国はない」などなど。
　そして五輪担当相に選ばれた理由を問われたときの回答がこれだ。「総理が適材適所と思って選んだ。その選んでいただいた人に、立派に任務を果たすように、しっかり取り組んでいる」
　適材適所の人選ってこれか？　この記事は、「安倍首相が桜田氏を重用するのは、自身への忠誠心ゆえなのかもしれない」で終わっている。やはり「お友達内閣」だったんだ。
　17日、18日の合同世論調査では、桜田氏について「辞めるべきだ」と答えた人が54.4％と過半数に達したとか。片山氏も同様だろう。