つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

台風12号の影響で、JRは大混乱・・・

2011-09-05 | 私事ですが

 台風12号が去った日曜日、イオン赤穂店へお買い物に。自転車で駅に到着、時刻表を見ていると駅員さんが「どちらへ行かれますか?」「赤穂まで」。「申し訳ありません。昨日の台風の影響でダイヤが大幅に乱れており、1時間くらい遅れるようです」という。しまった、事前に確認すべきだった。

 岡山県を直撃した台風12号、その風雨の凄まじさは半端ではなかった。わが家のベランダの幅は1.3m、ひさしも同じ幅である。これだけの幅ならどんなに雨が降り込んでもガラス戸まで濡れることはない。が、今回は想像以上で、横なぐりの暴風雨がガラス戸を濡らし、激しく叩きつける。翌朝、置いてあったバケツに3分の2くらいのところまで水が溜まっているのをみて、改めて雨量の多さと風の強さを思い知ったのである。

さて、どうしよう。今日はショッピングはあきらめようか。が、帰っても別に用事があるわけでもなく、時間なら有り余るくらいある。幸い、曇り空で風もあって涼しい。本でも読みながら待とうと決めてホームへ上がる。ここのホームは2階なので見晴らしもよく、海からの風がここちよい。20分も待っただろうか、上りの電車が入ってきた。乗り込むと車内放送で「単線なので下りの電車との行き違いのため、もうしばらくお待ちください」という。

結局、40分遅れで出発した。途中、岡山県と兵庫県の県境のあたりで徐行運転するという。ゆっくり走る電車から、黄色くなりかけた稲穂が横倒しになっているのが見える。この稲はもうダメなのだろうか。
 いつもなら14分のところを20分要して、ようやく赤穂に到着。私は赤穂で降りるからいいが、乗り継いで大阪方面に行く人はここでまた連絡待ちらしい。時刻表の電光板には「調整中」の文字だけ、これでは帰りの電車もどうなるか分からない。

 

 まずは昼食。本当は1人での外食はイヤなのだが仕方ない。今日は回転寿司に決めた。ちょうど昼時でたくさんの家族連れが待っている。だが、1人だと意外とすぐに座れることがあって、こういう場合の「おひとり様」は悪くはない。

1ヶ月に1回の遠出だから、買うものをメモしておく。今日は「文部省唱歌・童謡集」の本と、100円ショップでの買い物である。100円ショップのキャンドゥ社から年に8400円分の株主優待券が送られてくるのでしっかり買える。が、売り場へ行こうとしたところで株主優待券を家に忘れてきたことに気付く。マ・ヌ・ケ

「文部省唱歌・童謡集」を買うのには訳がある。私の亡母は無口な性格で人と話すことが少なかったせいか、加齢とともに声がかすれて出にくくなっていった。病院の検査では、声帯も使わなければ機能が衰えるそうで、声帯に隙間ができているので声がかすれ出にくくなっているという。老化現象なので治療法はないと言われ、辛がっていた。

私はおしゃべりは好きな方だが、1人暮らしでは長時間話をするという機会が少ない。そのせいか、最近、急に声を出そうとするとかすれて出にくかったり、長時間話していると途中で声がかすれてくるようになった。もっとも私の場合はぜん息の吸入薬の副作用も関係しているのだが、亡母のように声が出なくなっては辛い。声を出そうにも、テレビを相手に独り言を言うわけにもゆかず、そこで、毎日歌を歌って声帯の老化防止をしようと考え、「文部省唱歌・童謡集」の本を買ったのである。

そのほか、生ごみのペール、「正露丸」など買い物をすませて赤穂駅へ。電光板は依然として「調整中」である。女性の駅員さんがいたので「次の下りは何時ですか?」「えーと、もう出ます。乗られますか?」という。「はい、乗ります」というとすぐに「乗客がおられますので待ってください」とアナウンスしてくれた。急いで下のホームへ、寸でのところでセーフ、車掌さんがドアを開けて待っていてくれた。

発車すると「ダイヤの乱れでご迷惑をおかけしております。また発車時刻が遅れまして申し訳ございません」という車内放送。よかった、危うくもう1時間ほど待たなければならないところである。これがローカル線のいいところで、都会ではとてもこうはゆかないだろう。ありがとうJRさん。

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