明日14日、東京6大学野球の春季リーグが開幕する。そして、あの「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手が、いよいよデビューするというので、テレビ局もスポーツ紙もてぐすね引いてシャッターチャンスを狙っており、大騒ぎになりそうである。
新聞によると、今まで東京6大学リーグはスタンドに空席が目立ち、これまで一般席券は神宮球場と大学生協だけで売られていたが、今季から初めて一部が大手の「チケットぴあ」に委託販売されることになった。1日から発売され、問い合せが相次いでいるという。コンビニなどでも手軽に入場券が入手できるようになり、大幅な売上げ増が期待されており、年間数千万円といわれる放映権料や入場券販売の収入は各大学に分配され、リーグ全体が潤いそうだとのこと。
その一方で、斎藤佑樹投手目当てのファンが多くなることは確実で、新たな警備対策が必要になり、6大学野球連盟はうれしい悲鳴をあげているという。また、日本テレビが今季から放映権を獲得し、早大―東大の開幕戦の一部を地上波で生中継するという。むろん、斎藤が登板する場合には、翌15日の中継も検討中だとのこと。
また、広告業界は4年後の斎藤のプロ入りを見据えて、その価値を「松坂と同等」と見込んでいるとか。あのイケメン、礼儀正しい言動は世のオバサマ方にはたまらないらしく、4年後の賑わいが想像できるというものだ。
一方、西武の金銭供与問題で、早稲田の元部員が供与を受けていたことが発覚してから後、早大が斎藤の取材をシャットアウトするなど、報道関係者との間にギクシャクした雰囲気が生まれているという。早大の過敏すぎる取材制限には首をかしげるOBもいるといわれ、3月30日付サンスポ“コラム甘口辛口”に「ハンカチ王子と裏金…関係あり?」などと、とんでもない見出しの記事もあった。
また、3月20日の中大とのオープン戦も、野球部が取材をシャットアウトし、報道関係者は生で見ることができなかったことにも、この映像の時代に、斎藤投手の大学デビュー戦の雄姿が、テレビのニュースでさえ見られなかったのは異常であると…。六大学野球の大先輩・江本孟紀氏は、裏金問題と、全国のファンが注目する斎藤のデビュー戦はまったく別次元で、「開幕を控えファンはマスコミを通じて、斎藤のことを知りたいと思っている。斎藤は何も早稲田が育てた選手ではない。甲子園でファンに応援され育った選手。その基本的なところを早稲田はわかっていない」と述べている。
こんな、とげとげしい雰囲気の中で、斎藤がのびのびと育つのか心配になってくると関係者はいう。「斎藤は早大だけでなく六大学の宝でもあり、六大学は早大だけでやっているのではないことをお忘れなく」と、22日の“コラム甘口辛口”は皮肉な一言で締めくくっている。
西武だけでなく、横浜ベイスターズも、過去に多額の契約金を支払っていたというルール違反が発覚、こうなっては他球団でも同じようなことが行われていたと思われてもしかたあるまい。ましてや、大学・高校の野球部指導者までもが供与を受けていたとはあきれた話だ。スポーツは正々堂々とするもの、不正はないとする認識は甘い、もはや金がものをいう社会に成り果てたということなのだろうか。
新聞によると、今まで東京6大学リーグはスタンドに空席が目立ち、これまで一般席券は神宮球場と大学生協だけで売られていたが、今季から初めて一部が大手の「チケットぴあ」に委託販売されることになった。1日から発売され、問い合せが相次いでいるという。コンビニなどでも手軽に入場券が入手できるようになり、大幅な売上げ増が期待されており、年間数千万円といわれる放映権料や入場券販売の収入は各大学に分配され、リーグ全体が潤いそうだとのこと。
その一方で、斎藤佑樹投手目当てのファンが多くなることは確実で、新たな警備対策が必要になり、6大学野球連盟はうれしい悲鳴をあげているという。また、日本テレビが今季から放映権を獲得し、早大―東大の開幕戦の一部を地上波で生中継するという。むろん、斎藤が登板する場合には、翌15日の中継も検討中だとのこと。
また、広告業界は4年後の斎藤のプロ入りを見据えて、その価値を「松坂と同等」と見込んでいるとか。あのイケメン、礼儀正しい言動は世のオバサマ方にはたまらないらしく、4年後の賑わいが想像できるというものだ。
一方、西武の金銭供与問題で、早稲田の元部員が供与を受けていたことが発覚してから後、早大が斎藤の取材をシャットアウトするなど、報道関係者との間にギクシャクした雰囲気が生まれているという。早大の過敏すぎる取材制限には首をかしげるOBもいるといわれ、3月30日付サンスポ“コラム甘口辛口”に「ハンカチ王子と裏金…関係あり?」などと、とんでもない見出しの記事もあった。
また、3月20日の中大とのオープン戦も、野球部が取材をシャットアウトし、報道関係者は生で見ることができなかったことにも、この映像の時代に、斎藤投手の大学デビュー戦の雄姿が、テレビのニュースでさえ見られなかったのは異常であると…。六大学野球の大先輩・江本孟紀氏は、裏金問題と、全国のファンが注目する斎藤のデビュー戦はまったく別次元で、「開幕を控えファンはマスコミを通じて、斎藤のことを知りたいと思っている。斎藤は何も早稲田が育てた選手ではない。甲子園でファンに応援され育った選手。その基本的なところを早稲田はわかっていない」と述べている。
こんな、とげとげしい雰囲気の中で、斎藤がのびのびと育つのか心配になってくると関係者はいう。「斎藤は早大だけでなく六大学の宝でもあり、六大学は早大だけでやっているのではないことをお忘れなく」と、22日の“コラム甘口辛口”は皮肉な一言で締めくくっている。
西武だけでなく、横浜ベイスターズも、過去に多額の契約金を支払っていたというルール違反が発覚、こうなっては他球団でも同じようなことが行われていたと思われてもしかたあるまい。ましてや、大学・高校の野球部指導者までもが供与を受けていたとはあきれた話だ。スポーツは正々堂々とするもの、不正はないとする認識は甘い、もはや金がものをいう社会に成り果てたということなのだろうか。
一部が取り上げられたからといってそれが全てと思うのはどうかと思う。
大人の間違った判断で、青少年たちを巻き込んで欲しくないと願っています。