つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

橋下氏の野卑な言葉遣いが不快・・・

2013-04-19 | うんざりしてます

 橋下大阪市長が4月6日からツイッターで激しい朝日新聞批判を再開し、「慰謝料を請求する」などと発言している。事の発端は、昨年10月16日週刊朝日が橋下氏の出自を取り上げる連載を掲載したことで、橋下氏の反発を受けて連載打ち切りを決定し、おわびを掲載。橋下市長が同誌側の謝罪を受け入れたことで一件落着かと思われていた。が、2日発売の最新号で「賞味期限切れで焦る橋下市長」とする記事が掲載されたことに反発、ツイッターで法的手続きを講じる方針を表明したという。  
 橋下氏は「(これまで謝罪を受け入れてきたことの意味を)あのバカ集団は分かっていないらしい。普通なら“慰謝料請求”が当たり前だろう。僕は呑み込んだつもりだ。しかし請求権を放棄したわけではない。事実上、黙っていただけ」と述べ、「週刊朝日よ。お前らがそういう態度なら、こっちもとことん行ってやるぜ」とたたみかけたという。
 
4月2日発売の「週刊朝日」の記事「石原慎太郎代表の復帰と賞味期限切れで焦る橋下市長」には、「やっぱり時代はアベノミクスやで。賞味期限切れも近いんやないか」「もう橋下さんでは視聴率がとれない。議員団とのドタバタ劇に大阪人は興味を示さない」「焦ると政治家はネット番組や柔らかい番組が出たがるもの」(議員秘書)。さらに、大阪府民に「賞味期限切れも近いんやないか」と言わせているという。これが橋下氏の逆鱗に触れたらしく、彼はその日、ツイッターに怒りと抗議の書き込みを39回もおこなったという。
 
橋下徹市長は「久しぶりに弁護士魂が燃えてきた。余計な仕事を増やしやがって。司法の場で決着を付けようぜ」「週刊朝日が僕に対して重大な人権侵害をやったのはつい半年前。(中略)それを、こんな人をバカにしたような記事を載せやがって」と息巻いたという。また、週刊朝日から市役所に面会申し入れが来たそうだが、これに対して「誰が会うかバカ。僕はそんな暇人じゃない。報道機関だからと言って調子に乗るな。民主国家のルールで週刊朝日のやったことがどういうことかはっきりさせてやる」と批判したという。  
 
これら橋下氏の発言はすべてマスコミやネット記事から抜粋したものだが、事の良し悪しはともかくとして、この言いようにはまったく品位のかけらもない。感情的になる人は弁護士に向かないといわれるが、橋下氏くらい感情の起伏が激しい人はいない。この御仁は他人から少しでも批判されようものなら徹底的に反撃しなければ気がすまないようである。だが、人の範たる政治家、弁護士は冷静沈着に対応すべきで、このような野卑な言葉遣いで反論するとは、教育改革を論ずる者としてふさわしくない。
 
週刊誌は面白おかしく書き立てて売るのが商売、一々腹を立てる方がおかしいのである。おおよそ有名人は、マスコミに何を書かれようが、よほどのことがない限り無視する。それが大人の処世術ではないかと思うのだが、橋下氏は自分の正当性を主張し、その反撃は容赦ない。一方、自分に対して好意的な人には、それこそ美辞麗句を並べ立て持ち上げる傾向があり、その極端さにあきれる。     
 
私はツイッターを見ないが、他のブログサイトでよく橋下氏のブログを目にする。それは何回にも分けてツイートしたものをまとめてブログにしたものだが、ほとんどが自分への批判に対する反論で、なんと器の小さい人間だろうかとあきれる。大阪府知事時代の橋下氏には権力に追従しない小気味よさがあった。が、いつの間にか権力欲の強い、自己中心的なつまらない男になってしまったように思う。
 
橋下氏=日本維新の会であるならば、橋下氏の魅力が薄れ「賞味期限切れ」となれば日本維新の会も同様となる。衆院選直後には8%だった支持率も今や2%、橋下氏が「賞味期限切れ」で焦っているというのも、案外、事実かもしれない。 

 14日行われた兵庫県伊丹市長選と同県宝塚市長選では、日本維新の会が大阪府外の首長選で初めて公認候補を擁立したが惨敗。これは橋下人気の凋落の始まりではないかとも思うが、それも橋下氏の問題行動が大きく影響していることは否定できないだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 断捨離で捨てる人、それを拾... | トップ |  麻生氏の発言に共感・・・ »

コメントを投稿

うんざりしてます」カテゴリの最新記事