令和4年4月13日(4月7日から随時更新)
台風1号は、今後、発達しながら北上する見込み。今後の動きとその影響は?
●台風1号の今後の動きは?
「大型」の台風1号は、12日(火)午前6時現在、フィリピンの東にあって、
1時間に20kmの速さで、北北西に進んでいます。
中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。
あす13日(水)にかけて発達しながらフィリピンの東を北上するでしょう。
あさって14日(木)には「非常に強い」勢力に発達し、15日(金)には「強い」勢力で日本の南へ、16日(土)には小笠原近海に進む見込みです。
その後、東よりに進みながら北上し、17日(日)には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるでしょう。
●台風による影響は?
台風1号は、日本に直撃する可能性はありませんが、台風周辺からは、日本付近に延びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、
前線の活動が活発になる見込みです。
そのため、14日(木)から15日(金))頃にかけて、広い範囲で雨が降るでしょう。
太平洋の沿岸はうねりに注意が必要です。
小笠原諸島付近は、15日(金)から16日(土)頃に通過する見込みです。
大しけや大荒れ、大雨にご注意ください。
●台風2号は?
立て続けに発生した「台風2号」は、きょう12日(火)午前3時現在、フィリピンでほとんど停滞しています。
あす13日(水)には熱帯低気圧に変わるでしょう。
この方面の船舶は、十分な警戒が必要ですが、日本への影響はない見込みです。
令和4年4月8日 4月8日 16:47の情報
台風1号 強い勢力に発達予想
来週後半は列島に影響の可能性 前線の動向も注意
台風1号は発達しながら北上し、暴風域を伴って「強い」勢力に。
台風の進路の予想に幅があるような状況ですが、小笠原諸島や伊豆諸島に影響の恐れがあります。
本州付近に熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込む可能性も。
●台風1号「強い」勢力に
8日(金)9時、カロリン諸島で台風1号が発生しました。
台風1号は、8日(金)15時現在、カロリン諸島を西北西へ進んでいます。
台風1号は今後、発達しながら、フィリピンの東を北西へ進み、暴風域を伴って、12日(火)は「強い」勢力になるでしょう。
台風の勢力とは最大風速で決まり、「強い」勢力とは、強い方から3番目の強さです。
●日本列島に影響か
14日(木)以降の台風の進路予想は気象庁からまだ発表されていません。
ただ、各国の気象機関の計算などでは、東よりに向きを変えて、小笠原諸島や伊豆諸島などに影響を与える恐れがあります。
上の図はスーパーコンピューターの計算の一つです。
台風の進路の予想に幅があるような状況ですが、来週後半以降、熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込み、
本州付近に延びる前線が活発化し、雨雲が発達する可能性があります。
雨量が多くなる恐れがあり、今後の台風や前線の動向に注意が必要です。
●土砂災害から身を守るための情報は
これからの台風シーズンや梅雨時の大雨シーズンに向けて、土砂災害から身を守るために、
事前に次の2つの情報をチェックすると良いでしょう。
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。
都道府県や国土交通省のホームページを見て、
「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。
ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。
パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、
「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。
土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。
令和4年4月7日
2022年最初の台風発生へ
日本のはるか南のカロリン諸島では、熱帯低気圧に伴う雲が渦を巻いていて、7日夜にも台風にまで発達する見込みです。
もし台風になれば、2022年最初の台風で、「台風1号」と呼ばれることになります。
発生が予想されている台風1号は、来週はじめにかけてフィリピンの東海上を北上し、
12日には強い勢力にまで発達する見込みです。
来週には、沖縄や小笠原諸島で影響が出る恐れもあり、今後の情報に注意が必要です。
気になる「台風1号の発生」!