『 よだかの星 』 宮沢賢治 ちくま文庫5巻
(本文より)
よだかは実にみにくい鳥です。
顔はところどころ、味噌をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて
耳までさけています。
足は、まるでよぼよぼで、一間とも歩けません。
ほかの鳥は、もう、よだかの顔をみただけでも、いやになってしまうと
いう工合いでした。
宮沢賢治の作品はあまりに偉大なので、私などが何かいえない。
こうして文をなぞるだけでも感動します。
時々、朗読してみるのもいいです。
「介護の選択」 ( 介護の勉強会・メモより )
母の入所している特別養護老人ホームでは
昨年から<パーソンセンタードケア>を実施している。
パーソンセンタードケアとはイギリスのブラットフォド大学の心理学者
トム・キットウッドによって提唱された「その人を中心においたケア」をいう。
いま介護で、介護を行うものが、定型化された生活のイメージやサービス
の選択肢でそれに利用者をあてはめた形で介護サービスを提供しようと
することが見られる。
それを施設全体で<一律の日課>を設けないで
それぞれ一人一人の生活リズムに沿ってのケアを営めるように変えて
いこうというもの。
また、施設内での「看取りの介護」も検討
回復が望めない入所者に対して本人・家族・主治医が話し合いを
持ち医療的なアプローチを最小限にして精神的・身体的苦痛を
取り除き人間としての尊厳を保ち、その人らしく安らかに
終末期を迎えられるケアをする。
この話を聞きながらそう遠い日ではなく母の介護の「選択をする日」が
くるだろうと思った。
ターミナルケア
その<選択>はいつ誰がどうやって考えればいいのだろう。
『 よだかの星はいつまでもいつまでもまだ燃えています。』
童話なら、ここで終われる。
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バンドエイドを何枚も貼っているので
「どうしたの?」と聞くと
<噛み付かれた>とか<引っ掻かれた>とかの
答えが返ってきます。
あと腰が痛いとか・・・・
母も在宅の頃は物を投げたり噛み付いてきたから
よく分かります。
大変なんだぁー、これが・・・。
次女ちゃん、そんな現状に何を思うかな?
私はホームからの帰り道、正直、いつもホッとする。
冷酷なのかな
私が小学生の時
教科書に載っていた気がします。
お母様の具合はいかがですか?
一人一人にあった介護をしていくというのは
なかなか大変なことでしょうね。
でもそれを実施しているなんて
とてもすばらしいホームだと思います。
次女は今日から10日間の施設実習です。
これが施設での最終実習となり
1人の方を徹底的にお世話するんだそうです。
いつもながら守秘義務があると言って
何も教えてくれませんが
その方が喜んでくださる介護ができるといいのですが・・