『 もういちど伝えたい 』
たなかひまわり
サイマリンガル
暑い 暑い
本屋に行きたいけど 外は炎天下なので出かけたくない。
そこで娘の机の上にあった本を手に取る。
『 もういちど伝えたい』
なんだ・・・恋愛小説か いまさら読みたいジャンルではないが
「第１回世界で一番泣きたい小説グランプリ」 受賞作 と
帯に書いてある。
なに、その小説グランプリ・・・・？
世界で一番泣きたい小説グランプリ
『 読む者の心を揺さぶり泣かせずにはいられない世界的
オンライン小説、候補作をネット上に公開して読者の投票によって
受賞作を選ぶ 』 （グランプリは書籍になる。）
ふうーん そうなんだ。オンライン小説ねえ～
元 本屋の娘 元 出版社勤務の私には
ちょっと、ちょっと、ＰＣより本屋へ行こう 本屋へだけど・・・
ストーリー
２０歳の沙織は幼馴染みの守に友情以上の感情を抱いている
自分に気付く
ある日、画家志望の守から彼が描いた絵を誕生日プレゼントとして
もらうが なんとその日 守は交通事故で死んでしまう
突然、守を奪われてしまった深い喪失感
絶望する沙織に不可解なメールが届く
そこには、守からのメッセージが・・・
泣かなかったけど・・・・
多くの人がなぜこの作品に投票したのか、分かる気がする。
よい作品だと思う。 こんな恋愛がしたかった（苦笑・・・
