珈琲屋の人々 池永 陽 双葉社
商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを7編収録。
読み終わると、
あなたもきっと熱い珈琲が飲みたくなる・・・。
( 書籍・おびより)
カフェではなく・・・昔ながらの商店街に昔ながらの喫茶店
マスターの行介は殺人の罪で服役して、この街へ戻ってきた。
喫茶店『珈琲屋』に訪れる人々の抱える事情は・・・・
う~ん 期待はずれ
私は常連客がいつもいて濃密な人間関係がある店は苦手かな
ひとりで珈琲屋によく行く。
若い頃はJAZZ喫茶に好んで行った。
他人の視線が届かない薄暗い店で他人の会話が耳に
入ってこないような空間で本を読むのが好きだった。
店から外に出ると日常に引き戻されたような
感覚があってクラクラとした。
・・・
最近は明るいカフェが多くなった。
セルフサービスで 店員もマニアルどうりの接客
店内はひとり客が多いのだけど
ノートパソコンを開いていたり
勉強をしていたり、明るくて 日常的な空間になっている。
昔、私が好きだったJAZZ喫茶も この本の『珈琲屋』のような
お店は少なくなった気がする。
そんなことを思いながら・・・
熱い珈琲が飲みたくなった。