「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

珈琲屋の人々

2011-11-10 15:14:55 | 書籍・絵本

  

    珈琲屋の人々 池永 陽 双葉社

    商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを7編収録。
    読み終わると、
    あなたもきっと熱い珈琲が飲みたくなる・・・。
                             ( 書籍・おびより) 

    カフェではなく・・・昔ながらの商店街に昔ながらの喫茶店
    マスターの行介は殺人の罪で服役して、この街へ戻ってきた。
    喫茶店『珈琲屋』に訪れる人々の抱える事情は・・・・
    う~ん 期待はずれ
    私は常連客がいつもいて濃密な人間関係がある店は苦手かな

   

    ひとりで珈琲屋によく行く。
    若い頃はJAZZ喫茶に好んで行った。
    他人の視線が届かない薄暗い店で他人の会話が耳に
    入ってこないような空間で本を読むのが好きだった。
    店から外に出ると日常に引き戻されたような
    感覚があってクラクラとした。   
  ・・・
    最近は明るいカフェが多くなった。
    セルフサービスで 店員もマニアルどうりの接客
    店内はひとり客が多いのだけど
    ノートパソコンを開いていたり
    勉強をしていたり、明るくて 日常的な空間になっている。
    昔、私が好きだったJAZZ喫茶も この本の『珈琲屋』のような
    お店は少なくなった気がする。
    そんなことを思いながら・・・
    熱い珈琲が飲みたくなった。