日本アロマ環境協会の専門セミナーに参加してきました。
「精油の中枢薬理作用の研究と最新動向」(国立環境研究所 梅津豊司先生)
ねずみによる実験でご褒美と罰の両方が与えられるようにする
通常ねずみは罰が恐いのでご褒美を諦める
しかし抗不安作用の薬物をねずみに与えると、罰を恐がらずにご褒美を取るようになる
(ほとんどの実験ではオスが使われるそうですホルモン周期が無い為・・)
この方法を用いて精油で探索した結果、ローズとラベンダーのみに明確な抗不安作用が観察された。
それらの持つ特定の成分で同じく実験をしたところ
ローズのフェネチルアルコールとシトロネロール、
ラベンダーのリナロールに抗不安作用が見いだされた。
ローズやラベンダーは抗不安薬とは別のメカニズムによって作用され、
ベンゾジアゼピン系抗不安薬で問題となる依存性がローズ、ラベンダーでは問題が少ない。
*このように作用のある精油ですが、抗不安薬を内服中の方は薬の代わりに精油を用いるのでは無く、
きちんと主治医の指示に従った上でアロマを取り入れいった方がいいと話してました。
「Pharmaco-physio-psycho-stherapyとしてのアロマテラピー」
(富山大学和漢医薬学総合研究所 上馬場 和夫先生)
伝統医学では肉体を「ちくわ」に喩えることがある。
病気を治すためには、「ちくわ」の内側と外側の双方から攻めていけば効率がよい。
治療を「内治法と外治法」という分け方をしていました。
内治法は内服薬や食事療法。
↓
薬理作用
外治法は鍼灸マッサージ、アロママッサージ、薬浴、薬草サウナ。
↓
薬理作用、生理学的作用、心理学的作用
皮膚には免疫系の組織や細胞があり、外治が有効であること。
また外治(タッチの皮膚へのいたわりのケア)により、幸福感や癒しといった
心理的作用への影響がある。
*アロママッサージにしても精油の薬理効果だけでなく、
生理学的、心理学的作用はマッサージ効果も大きく影響するということ。
なんだかいつに無く堅く、難しい内容でした。
でもでも先生方の研究などをもとにエビデンスのあるケアをしていかなければいけないですね。
ふ~。。。。
今日のセミナーの前にアロマセラピストの友人とランチランチ
まるごとトマトのサラダが可愛くて思わず
う~。。。やっぱり美味しいものを食べている時が し・あ・わ・せ