キツばあちゃんに毛糸のプレゼントが届く
届くと張り切って靴下を編んでくれる。
編み上がると被災地の方々に送って差し上げる。
ある日、「今ね。。。5足編めてるよ!10足になったら渡すからね!」っとキツばあちゃんに言われ
「無理しないように頑張ってね。またの連絡を待ってます」っと。。。。。
それから連絡ないので「もうそろそろ・・・10足になりました~?」っと声をかけると・・・・・
「あは?あは・・・ご近所さんが・・・あら、いいわね~っと言うもんだからあげちゃったよ!」っと
「忘れてた!被災地に送るんだったよね。また頑張って編むからさ~」っと。
「では、またの連絡を待ってます」っと。。。。。。。
もうそろそろ。。。編めたかな~っと声をかけてみると・・・・
「遊びに来る人来る人。。。皆素敵ね~~っと言うものだから・・・・」っと言い訳のキツばあちゃん
あ~また友人にあげちゃった!!
物忘れがちょっと出てきたか・・・?もう91歳だし・・・・・
今度はやっと、15足、奇跡的にも誰の手に渡らず編み上がった。
「編めたよ~~」っと。
「ありがとう!では早速送っておきます」っと預かる。
翌日もちょっとキツばあちゃんのところへ顔を出すと・・・・・
「編み上がった靴下がないけど・・・渡したっけ?」っと。
「あれ~~昨日ちゃんと頂きましたよ~~」
「あは・・そうか!そうか!そだったよね」
ちょっとボケちゃったキツばあちゃん!
それでもなお靴下はちゃんと編む。
「うん!これが私の仕事だよ!」っと言いながら・・・・・・・
あは。。。