ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

「成果0」のQCサークル

2005-10-29 | ISO外論
恩師が話していた言葉である。
逆説的言葉なので誤解のないように説明したい。

QCサークルなどが効果をあげることはこのましいが、効果のみで改善活動を評価するのはおかしい。第一線の人たちが集まり検討したことで、大きな効果がすぐ出せるということは、現場にそれだけ大きな問題が転がっている証拠であり、それを管理者は、反省しなければならないということである。

本来、第一線の人たちの役割は、自分の仕事をいかに正確にこなすかにある。これが、「成果0」の考え方である。

また、チームやグループで問題解決する場合、解決すべき問題の大きさに相当する上位の管理者が参画すべきである。特に部門間の連携が必要な問題の解決にあたっては、改善すべき対策が明確になっても、部門間の調整が得られないと改善が維持できない。

多くのプロジェクトやISOの推進会議などに参加すると、メンバーにどの階層の管理者が参加しているかでその会社の取り組む意欲が理解できる。
その程度としか考えてないプロジェクトからは、その程度の成果しか得られない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 工程改善のポイント(2) | トップ | まじめな思い違い »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ISO外論」カテゴリの最新記事