ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

品質保証の重点

2009-02-12 | ISO外論
混乱した時は基本や原点に戻って考えたらどうだろう。
幸田露伴の「五重塔」にのっそり十兵衛という大工がでてくる。名前のとおり普段はうだつのあがらない職人だが、大嵐の夜、今にも倒れそうな自分の建てた五重塔にのぼり守りぬくという話。自分の作ったものに命をかけるという職人の心意気、職人気質にものづくりの原点を見ることが出来る。

もともと資源の少ない日本では、ものづくりの現場から製品を見る発想が大切である。
顧客の言いなりになった新製品を短いサイクル、高いコストで開発するだけでなく、本当に役に立つものを時間をかけて開発することもメーカーの使命である。
無駄なものを作らない以上に無駄な開発をしないことも環境にとって好ましいことである。
このように考えると、品質保証の重点は、

総合製品企画
生産準備
工程能力の開発や設計へのFB
これらがISOにはないのが何とも不思議。14000があるからそれでいいということだろうか
コメント
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