ISO9000マネジメント規格は日本の品質管理、TQCの影響を受けてつくられている。ただし、日本の品質管理が成果の追究を前提とした実践的活動であるのに対し、ISOは基本を整理したものである。国際規格としてのISOの目的は組織におけるマネジメントの基盤整備と多くの企業への普及である。この目的に対してISOは良くできた規格である。
日本にISOが導入されて以来、多くの企業では、基盤整備よりも従来の品質管理がそうであったようにISOに成果を期待した。従来の日本の品質管理は基盤整備が不足なため改善の継続に問題があった。成果を継続する、継続的改善には、基盤整備と実践的活動の両立が必要である。両立すべきものを海外のブランドにあこがれるように、一方のみを選択した。
審査機関に聞くと9001の更新で対応は二極分化しているそうだ。役に立たないと諦め、継続しない企業と何とかしたいと模索している企業だそうだ。従来から日本人の習性を「誤解してはじめ納得して諦める」というのだそうだが、諦めることだけはやめたい。
日本にISOが導入されて以来、多くの企業では、基盤整備よりも従来の品質管理がそうであったようにISOに成果を期待した。従来の日本の品質管理は基盤整備が不足なため改善の継続に問題があった。成果を継続する、継続的改善には、基盤整備と実践的活動の両立が必要である。両立すべきものを海外のブランドにあこがれるように、一方のみを選択した。
審査機関に聞くと9001の更新で対応は二極分化しているそうだ。役に立たないと諦め、継続しない企業と何とかしたいと模索している企業だそうだ。従来から日本人の習性を「誤解してはじめ納得して諦める」というのだそうだが、諦めることだけはやめたい。