松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

ありがとうございました

2016-12-31 16:32:34 | 日記
平成28年最終日となりました
この一年も”松風Ⅱ”ブログに
お付き合いいただきましたことお礼申し上げます
   ありがとうございました

時勢は慌ただしく喧騒の一年でありましたが
時間はお構いなしに過ぎていきます

来る年が穏やかにとは期待できそうもありませんが
個人としましては
何とか他人様のご迷惑にならないようにと願っています
来年も途切れ途切れのブログになると思いますが
お閑の折お立ち寄りいただければ幸いでございます

皆さまどうぞよいお年をお迎えください


噛めないこと

2016-12-29 10:19:53 | 食べる
高齢になるににしたがって歯茎も衰え
新らしくした部分義歯の具合が悪く
調整のためにただ今、通院中
ところが歯科技工士が下手なのか
若いイケメン歯科医の所為なのか、なかなかしっくりしない
治療費は当たりまえに支払っているのだから
しつこいほど文句注文を付ける
歯科医師は多分煩い婆さんだと嫌っていることだろう
とうとう年越しになってしまった

硬めの白いご飯が好きなのに
毎食、柔かく炊いたご飯やお粥、うどんばかり
食べられるのだからいいものの
好きなものを思うように噛めないことはストレスになる

昨日は冷蔵庫の掃除を兼ねて柔かい蒸し野菜とオムレツにした
作り過ぎて残った蒸し野菜はシチューに化けた
鰤の照り焼きなら食べられかも知れない
おかしな取り合わせになる
硬い沢庵をぼりぼりと齧りたい





茜空の中、カラスはねぐらに帰るのだろうか





古楽器の響き

2016-12-26 19:53:11 | 音楽 絵画展
毎年市美術館のエントランスホールでミニコンサートが開かれます
今回は
「森栄二・森京子展」に関連してクリスマスコンサートが開かれたのです
聞き覚えがあるような、ないような[古楽器リラの演奏]と聞いて飛びつきました
現在のギターでもなくハープでもない
やや低めの柔らかな音色がホールに響きます



(以下、リラ演奏者長谷川郁夫氏のホームページより書き写しです)

竪琴型の古楽器ギター。
18世紀ごろ大学などで盛んにギリシャの研究がされたことから
世にギリシャ的なものが流行し、その中で作られました。
いわゆるアポロンの竪琴のような楽器を音楽できるように実用的に作ってみたという
ところでしょう。
言ってみれば“生まれながらにして古楽器”という何とも幻想的な楽器です。
ギターがまだ5コースだったころ、すでに6弦を持っていたようですが時代が進み
ギターが6単弦になるとほぼ同じ機能ということになりました。
それでも19世紀の楽譜には「リラ用」、「リラまたはギターのため」と
書かれたものが見られます。
表面板の大きさや独特な形状から来るのだと思いますが
ゆったりと大きく板が振動するような幽玄な音色がします。
大序曲やロッシニアーナでおなじみのM.ジュリアーニはこの楽器の名手としても名が通っていたそうです。






リラの音に酔いながら主の絵画展は簡単な見学となってしまいました


年末の墓掃除

2016-12-22 06:22:17 | 映画
今年最後のお墓参りをしてきました
お墓参りと云うより草取りが主になるでしょうか
秋彼岸には息子と孫坊主が一緒だったので気忙しく
いい加減な掃除でした
草が伸びているのではないか
花は枯れて墓石は汚れているのではないかと
ずっと気にかかっていました
以前は月一で掃除に行ったのですが
最近は季節ごとになって
その都度草取りに汗を流しています
我家の墓地は墓石は新しくしたものの
昔ながらの広さがありますから、
手入れをしないとあっという間に草だらけ、
延びてしまった草は始末が悪いのです

若い人たちはお花を供えて手を合わせれば
それで墓参りをしたと思い
草取りは母の仕事と思い込んでいるようです
やがてその母も中の住人となり彼等はその苦労を知るでしょう
そう考え元気な内はせっせと草を取りましょうかね
次は来年2月の祥月命日に

雪でも降らなければいいのですが....

 
      … … … … …


気が済むまで掃除をして帰りの大船駅まで来た時
思い出したのは今日は鎌倉芸術館で一日限りの
映画の日だった、午後2時の上映には充分間に合う、
今年最後の映画見物にしようと足を延ばしました
途中お昼を食べていないことに気付き
蕎麦屋さんに飛び込みざるそばを一つ、
美味しくはありません


前宣伝ほどの物語ではありませんが
いい音楽と画面のきれいさに圧倒され
ジェーンフォンダに惹きつけられます

創作四字熟語

2016-12-18 22:51:36 | 言葉

住友生命「創作四字熟語」が発表されていました
自分では何もできないのですが毎年楽しみにしています
時勢に敏感に発想力豊かに

審査員の俵万智さんは書かれています
”たった一字か二字変えるだけで、
まさに今年を表現していて、手品のようです”と

↓は発表された入選作50編のうちの優秀作10編です



             *  *  *  *  *

延び延びになっていた美容院へ行きました
いつもはそれほど待たされることもなく順番が回ってくるのですが
今日はどうしたことか大変な混雑で予約時間もとうに過ぎて
待っている間、雑誌をぱらぱらとめくっていました
そこに白髪の女性の写真がありました
草笛光子さん、加藤タキさんの白髪はよく知られていますが
個人的に好感度は少なく
思い出すこともなかった金美鈴さんも白髪でした
そして金美鈴さんは私と同い年だったのです
同年生まれと白髪だけは同じですが
決定的な違いはその中身でありました

1時間も待って私のカットは30分で終わり
これで正月はさっぱりと過ごせそうです




野菜無人販売所

2016-12-16 14:24:36 | 食べる


野菜無人販売所に柔らかくて美味しい赤カブがあると聞き
冷たい朝、一番で行ってみました
少し傷があったり曲がったりと規格外でも採れたての野菜はみずみずしく
全て100円です


販売所の前の農家さんが丁度並べているところでした
採りたての赤カブはまだ洗った水に濡れて
いかにもおいしそうです
赤カブの甘酢漬け用です

切り取られた大根の葉っぱが
”どうぞお持ちください”
こちらは迷わずいただきです
炒めた大根葉は熱々のご飯にのせて食べましょう





数メートル離れたこちらはお洒落なコインロッカー式販売所


野菜はこぎれいに入って見た目もいいのですが
手に取って品定めが出来ません
それでも新じゃが 人参 菜の花と欲張って買い込みました
新ジャガは今夜ポテトサラダにしようか、カレーにしようか
菜の花はお浸しに
この頃はハイカラな洋食より
昔ながらの田舎の味を食べたいと思うのです



重い野菜を抱え込んで帰路2600歩
北風の中の残った一枚は”葉っぱのフレデイー”か


パイプオルガン コンサート

2016-12-11 21:24:47 | 音楽会
市内の私立学校で
毎年行われるパイプオルガンチャリテイーコンサートがありました
創立70周年記念ということもあって
会場は立錐の余地もないほど観客で埋まっています
小型ながらパイプオルガンの音色は荘厳で
しばしの時を楽しませてくれます


帰路は思いがけない人との出会いがあったり
また駅では
近くの友人とばったり
お互いに気楽な身の上、細やかな夕食となりました
クリスマスとは縁のない私ではありますが
この日ばかりは俄か偽クリスチャン
小さなワイングラスでほんのりとご機嫌です

気持ちよく帰れば
早々とクリスマスカードが届いていました


今年はクリスマスプレゼントの心配もなく
飾りも出さないことにしましたが
何となく手持無沙汰なので
久しぶりにPCでイルミネーションのキラキラを
作ってみようと思い立ちました
すっかり忘れたことを思い出せば何と簡単なことか
手持ちの写真がないので
ネットから拝借しました


クリスマスはこれでお終い、
長く通った歯科も年内には終わり
後は頼みもしない正月が勝手に押しかけてきます

寒茜

2016-12-08 11:34:18 | 日記
暮れが押し迫ってから

あたふたするのも嫌なので

12月に入ってからぼつぼつ始めた掃除

今日はパソコンデスク廻りと引出しだけにしよう


チビた鉛筆に

訳の分からないメモ書き

古いレシート

奥に溜まった埃

一年経つとこれは何だろうと思うものまで出てくる


小一時間が経ち

すっかり片付いて気がつくと

机の上から壁にかけて夕日が射し

ガラス戸をしめると部屋はまるで温室の中

日はすでに山の端に沈み茜色に輝いている

「寒茜」という季語を思い出した
 
俳句を嗜まない私にもこの季語は理解できる


因みに歳時記を繰ってみると
俳句の世界では
単に「夕日」といえば夏の季語であり
冬は「冬茜 寒茜 寒落暉」などとも詠むらしい 

中天に夕月が淡く光り始めていた









大人になった孫たちへクリスマスプレゼントの心配がなくなった

ずっと以前描いたオートシェイプ絵をアレンジして


イチョウ落ち葉のさんぽ道

2016-12-06 12:24:15 | 散歩
晴天です、掃除も洗濯も済んだ 今日は買い物もない
思いつきで鷺を見たいと川縁の道を歩きました
が、歩けど歩けど鷺はいないのです
引き返そうか、もう少し先まで行ってみようかと
迷いながら歩いていると
目の前にイチョウ落ち葉の散歩道が現れました
一面黄色の小道は
前日の雨でやや湿っぽいものの思わぬ見つけもの
鷺はいないけど、この素敵なイチョウ道を見つけた
同じ思いの人たちは川を眺め、
落ち葉の感触を楽しみながら歩いています

お互いに手を取り合い、
静かに話す老夫婦の声が聞こえます
やっぱり鷺を見に来たようです
「今日はいないんだね」
「まだ早いからから」
「落ち葉が濡れているよ」
「濡れてもタオルがあるから大丈夫」
好い風景だなと思います

市の管理ながらボランテイアさんの
手入れが楽しませてくれるのでしょう

こちらは落ち葉の道を何度も行ったり来たり
近くにこんなに素敵な道があったなんて
それを大発見でもしたように
一人歩きを楽しみます




まだ色変わりしないのか
薄緑色の葉と黄色のグラデーションに陽が射し
そのキラキラと光る美しさに見惚れます


陽気に誘われて知らず知らず遠くまで歩いていました
何時までいても限がない、
帰ろうとした時、何と運のいいこと
一羽の鷺が草むらの水溜りに舞い降りました


近くの工場の屋根に今年も鷺がきていました



富士を見ながらの海散歩

2016-12-03 15:56:11 | 富士山と海
二日の朝
富士山を見たいからと
友人から海岸散歩に誘われました
7時前、人通りは少なく空気は澄んでいます
防寒対策怠りなく厚着をしたのですが
意外に暖かい朝は汗ばんで
いつも一人で歩くよく知った道も話しながら歩いていると
見慣れたお宅の庭にも気付かずあっという間に海岸です

ずっと気になっていていたのです
朽ち果てたような砂防柵が新しくなっています
海面は至極穏やか
雲も風もないサイクリングロードは陽気に誘われて結構な賑わいです
サーファーは勿論
散歩を楽しむ女性の一団 ジョギングに励む人 犬と話しながら歩く人




振り返れば富士山は機嫌のいい姿を現しています
わたしは度々見ているのですが
友人は何年振りに富士山を見ることかと神妙な顔で見惚れています
同じ市内でも彼女の家からは全く見えないのです

他市に住む友人のご主人が亡くなって
天涯孤独になった友人のこれからなどを
話しながら思わず足を延ばしていました




遠く江ノ島を眺めた後、二人は小さな喫茶店で軽い朝食です