松風Ⅱ

茅ケ崎の風日記Part2

寒茜

2016-12-08 11:34:18 | 日記
暮れが押し迫ってから

あたふたするのも嫌なので

12月に入ってからぼつぼつ始めた掃除

今日はパソコンデスク廻りと引出しだけにしよう


チビた鉛筆に

訳の分からないメモ書き

古いレシート

奥に溜まった埃

一年経つとこれは何だろうと思うものまで出てくる


小一時間が経ち

すっかり片付いて気がつくと

机の上から壁にかけて夕日が射し

ガラス戸をしめると部屋はまるで温室の中

日はすでに山の端に沈み茜色に輝いている

「寒茜」という季語を思い出した
 
俳句を嗜まない私にもこの季語は理解できる


因みに歳時記を繰ってみると
俳句の世界では
単に「夕日」といえば夏の季語であり
冬は「冬茜 寒茜 寒落暉」などとも詠むらしい 

中天に夕月が淡く光り始めていた









大人になった孫たちへクリスマスプレゼントの心配がなくなった

ずっと以前描いたオートシェイプ絵をアレンジして